2024年問題とは
2024年4月からトラックドライバーの時間外労働の上限を年間960時間とする、罰則付き規制が適用されます。青天井だったドライバーの時間外労働で支えられていた輸送の現場は限界に達し、「運びたくても運べない」状況になると予想されています。運送会社はこれまでよりドライバーを増やさなければならないため、待遇や労働環境の改善に向け適正な運賃・料金の収受を図り、荷主は運びやすい環境を整えないと運んでもらえないという危機感を持っています。こうした物流の「2024年問題」が今、叫ばれています。
記事連載
【2024年問題⑬】自動・無人化へ導入不可避/宅配ロボ&ドローン
少子高齢化が急速に進む中、労働力不足の解消に向け、自動化・無人化が日本の社会・産業で急務となっている。労働集約型産業である物流業界は、労働環境の改善、若年層の獲得、女性や高齢者が活躍できる環境整備な…
【2024年問題④】標準化むけ推奨規格規定/パレット化
長年の物流課題であるパレット化は、「2024年問題」でも最重点、最優先のソリューションに位置付けられている。生産性向上、労働時間短縮が至上命題となる中、関係官民が「推奨規格」を規定するなど、メーカー…
【2024年問題③】全事業者へ制度周知必要/標準的運賃
物流の「2024年問題」の解決に向け、ドライバーの労働条件改善や労働力不足の解消を図るためには、トラック運送事業者が法令を順守し、持続的に事業を行うために必要な運賃の参考として国土交通省が告示した「…
各者の取り組み
日本海商事、センター増設を計画
中国通運G/24年問題対策、全ドライバー基準クリア
中国通運、西条センターが4月稼働
物効法・事業法改正案を閣議決定
JILS/CLO・高度物流人材、24年問題対応へ要件整理
川上運輸、効率化へ機械化・DX
荷主の取り組み 「ホワイト物流」推進運動
取引労働改善宮城協/荷待ち長い輸送品目別検討、「紙・パルプ」テーマに 好事例調査し紹介
ホワイト物流 賛同の輪(4)/岡山村田製作所、ハブ倉庫で物流効率化 「協力者との共栄」理念
ドライバーの長時間労働 相談窓口を開設 厚労省
日本アクセス、マテハンへ投資強化 物流施設の安定稼働に力
モノフル、バース予約サービス開始 到着分散し待機解消 他サービスと連携予定
ホワイト物流 賛同の輪(12)/ベイシア、入荷予約で車両待機減 庫内作業を可視化・計画化
陸災防福島支部、荷主と連携・協力促進 荷役事故削減へ協議会 県内労基協も参加
ホワイト物流 賛同の輪(9)/よつば乳業、無人リフトが氷点下で稼働 脱「手積み・手下ろし」
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