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岸産業「木材不使用の防熱扉」、腐食せず食品衛生に対応 アルミフレームで軽量化

岸産業(岸晃広社長、堺市堺区)は木材を一切使用しない防熱扉を開発し、経年劣化による腐食や菌の繁殖、虫害などのリスクを根本から抑えることで、食品倉庫・工場や医療施設といった厳格な衛生管理が求められる場所のニーズを満たしている。また、大型の物流施設や工場の建設が相次ぎ、保管スペースの確保が困難になってきたことから、保管可能量を従来の2・6倍に拡大した倉庫を3月末に稼働させ、対応に乗り出している。(根来冬太)
食品の国際安全基準「HACCP(ハサップ)」対応の防熱扉を求める声が多かったことから、完全非木材構造の防熱扉「HYGENIX(ハイジェニクス)」を2025年6月から販売。従来の防熱扉が抱えていた食品衛生上の懸念をなくしつつ、水洗い、薬剤洗浄も可能で、異物混入や二次汚染のリスクを大幅に軽減できる。
軽量化を実現したのも大きなメリットで、出荷や設置の作業負担が減った。部品配置や構造体の見直しにより、1人でも点検・調整が可能な設計に仕上げ、維持管理コストも抑えている。
製造部の若林宏治係長は「フレーム(骨組み)に木材ではなくアルミを使うことにより軽量化が実現し、メンテナンスもしやすくなった。製造のノウハウをさらに蓄積させ、出荷量を増やしていきたい」と説明する。
防熱扉は近年の冷凍食品需要の増加などを背景に受注量が増加しているが、製造する会社が全国でも少なく、製品が大きく重いのも相まって生産した扉を一時保管するスペースを確保するのがネックとなっている。岸産業は外部の倉庫を活用して分散保管していたが、横持ち輸送が発生し、出荷までに多大な時間とコストがかかっていた。
そこで、三進金属工業(新井宏昌社長、大阪府忠岡町)製の移動式ラックを導入した新倉庫(延べ床面積493平方㍍)を本社向かいに新設。天井近くまで積めるためデッドスペースが少なく、保管できる量が増えた。さらに、ボタン一つでラックが左右に動くため効率的な出荷が可能になり、荷待ち時間も短くなった。
製造部の井上航氏は「横持ちが多いと荷役の負担が大きく、製品が傷付くリスクも高まっていた。工場で一部保管していたものも新倉庫に移設でき、生産性がアップしている。より多くの顧客に防熱扉を届けられるよう、供給能力を向上させていく」と話している。

ベストライン(辰己千里社長、奈良県五條市)は11日、野外での音楽ライブや関西最大級となる2026個のランタンの一斉打ち上げなどを行うイベント「サクランタン2026」をベストライン上野パーク(同市)で開催した。会場には1万2千人の来場者が集まった。
辰己社長は「最近明るいニュースが少なく、地元の五條市から何か元気の出る良いニュースを発信できないかとサクランタンを開催した。さまざまな企画を準備しているが、来場者の素敵な思い出になることを願う」とあいさつ。
音楽ライブやランタンのチケット購入費用として得た収益は、五條市に全額寄付する。同社は2025年6月から同施設のネーミングライツを獲得。地域への貢献や会社の知名度の向上のために活用している。
音楽ライブでは奈良県大和高田市出身のタレントである加護亜依さんをはじめ、DJ Chellyさん、マイケル・ジャクソンのものまねパフォーマーであるマイケル・ジャクトンさんらが舞台に上がり、集まった観客を盛り上げた。
夜には26年にちなんで2026個のランタンを一斉に打ち上げ、幻想的な風景を見せた。また、敷地内には70店舗の屋台が軒を連ね、多くの来場者で会場はにぎわった。(中川美咲)

豊田自動織機は16日、自動運転フォークリフトに二つのパレットを同時に搬送可能な4本フォーク仕様を追加し、全国のトヨタL&F販売店で発売した。荷役作業の効率化、とりわけトラック荷役の人手不足解消に貢献する。
2025年9月、リーチタイプの自動運転フォークリフト「リノバ・オートノマス」の2本フォーク仕様を発売。レーザー光とセンサーでトラックとパレットの位置を自動認識し、自ら経路を考えて移動して荷役作業を行う。これをバージョンアップさせたのが、今回の4本フォーク仕様。荷物を載せた二つのパレットを同時に搬送できる。
トラックの停車位置に応じて走行経路を自動生成し、適正な荷役作業を行える場所へとガイドレスでアプローチする。開発に当たっては、飲料メーカーと日用品メーカーの物流現場で実証運用を繰り返し、安全性や24時間稼働などを十分に検証した。
15日に開催された発表会ではデモンストレーション運転を披露。自動運転リフトは荷物の位置まで移動してパレット2枚を拾うと、そのままトラックの荷台に近づいて積み付けを行った。物流システム部の山﨑真弘部長は「倉庫や工場内では自動倉庫やロボット活用などで効率化が進んでいるが、トラックの荷役作業は依然として人手作業に依存している」と指摘。
その上で「トラックの荷役作業では、停車位置が毎回異なると自動運転が難しかったが、AI(人工知能)などを活用し、トラックとパレットの位置が変わっても柔軟に対応できる。パレットも二つ運べるので、既存作業を生かしながら効率化に貢献できる」と強調。
また、AR開発部の鈴木宏紀部長は「生産性、安全性、コストのバランスを重視し、パレットが斜めにずれていても支障がないよう、ミリ単位の作業精度を追求した」と話し、屋外作業など、より幅広い物流現場に対応するため、カウンタータイプも開発中だと明らかにした。(星野誠)

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