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「シン・物流2法」審議、下請け構造是正に意見集中 「水屋」規制対象追加も 再委託禁止のハードル高く 標準的運賃より最低運賃

行政

2024/04/23 2:30

 物流総合効率化法と貨物自動車運送事業法の改正案が衆院を通過し、18日の参院国土交通委員会(青木愛委員長)で斉藤鉄夫国交相が趣旨説明を行った。23日に参考人への意見聴取を行い、審議入りする。衆院では審議に10時間以上費やし、多重下請け構造の是正に向けた一層の規制強化や、規制対象者の拡大など多くの要望が上がり、17項目に上る付帯決議の採択に至った。一方、最低運賃の設定や数次にわたる下請けの制限などは政府側と見解の相違がみられた。真に物流改善につながる「シン・物流2法」への期待の大きさがうかがえる。(田中信也)

物効法と貨物事業法の改正案が衆院本会議で了承(11日)




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