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特定技能「自動車運送」追加、研修・生活支援高コスト? 外国人雇用 過度の期待望めず 5年間で2万4500人見込む 大多数がトラックの公算

行政

2024/04/19 2:50

 政府は、外国人在留資格の「特定技能」の基本方針などを一部変更し、バス、タクシー、トラックの3職種で構成する「自動車運送業」など4分野の追加を正式決定した。5年間で3職種を合わせ2万4500人の受け入れを見込むが、特定技能外国人の給与は「日本人と同等以上」と規定され、研修や生活支援などに掛かるコストを踏まえると、日本人の雇用に比べ割高になる可能性が高い。トラック運送業界の労働力不足解消の選択肢の一つではあるが、過度の期待は望めない。(田中信也)

自動車運送業への受け入れ時期について、入管の担当者は「26年度になるのではないか」とみている(入管が入る中央合同庁舎6号館)




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