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衆院国交委「貨物事業法改正」意見陳述、業界の構造課題解決を 全ト協など 過当競争や多重下請け 労使交渉 「他産業と格差拡大」 最低運賃で見解分かれる

行政

2024/04/12 2:50

 5日の衆議院の国土交通委員会(長坂康正委員長)で、物流総合効率化法と貨物自動車運送事業法の改正案に関し、トラック運送事業の労使団体などを対象に意見陳述・意見交換が行われた。参考人として、全日本トラック協会(坂本克己会長)の馬渡雅敏副会長、運輸労連の成田幸隆委員長らが出席。両法案の審議に当たり、トラック運送事業の労使双方、物流に詳しい学識経験者が荷主との適正取引の実現や、多重下請け構造の是正、労働力不足解消などに関する考察を展開した。(田中信也)

参考人として(前列左から)馬渡全ト協副会長、根本敬愛大教授、成田運輸労連委員長、首藤立教大教授が参加




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