物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

物効法・貨物事業法改正案、管理者不選任で罰金 最大100万円 勧告・命令違反でも 「多重下請け構造」是正へ 軽貨物事業の安全策強化

行政

2024/02/16 3:00

 政府は13日、物流総合効率化法と貨物自動車運送事業法の改正案を閣議決定し、通常国会に提出した。物効法の改正案では、大手荷主・物流事業者(特定事業者)による中長期的計画の策定など規制的措置を導入するほか、荷主(特定荷主)には物流統括管理者の選任を義務化し、法改正から2年以内に施行する。貨物事業法改正案は、多重下請け構造の是正に向けた措置とともに、軽貨物事業者に対して安全管理者の選任と講習の受講などを義務付ける措置を規定する。なお、物流統括管理者の不選任や、中長期計画が不十分な場合の勧告・命令への違反などには最大100万円の罰金を科す。 (田中信也)

特定事業者の指定と、それに関係する事項は法律の公布から2年以内に施行




本紙ピックアップ

ロジスティード、アルプス物流をTOB

 ロジスティードは9日、アルプス物流に対して8月中旬をメドにTOB(株式公開買い付け)を実施する、と発表した。TOBの完了後、アルプス物流を非公開化する。買収に掛かる費用は1051億円程度と見込んでいる。直近の売上高はロ…

日本郵便とセイノー、幹線輸送を共同運行

 日本郵便(千田哲也社長、東京都千代田区)とセイノーホールディングスは9日、両グループでの幹線輸送の共同運行に向けた業務提携に合意した、と発表した。2月からトライアルとして開始した計8ルートでの運行を通じ、ルールや仕組み…

「特定技能」期待と懸念㊦/「適材適所」可能な制度に

 外国人在留資格の特定技能制度の対象に「自動車運送業」が追加されたものの、交通ルールや生活習慣の違い、コスト面などから採用に二の足を踏むトラック運送事業者は少なくない。ドライバー職だけでなく、物流センター業務など幅広い事…

花き類長距離輸送、「新潟で中継」有望視

 「2024年問題」で輸送能力の低下が指摘される中、花き類の長距離輸送の中継地として新潟に注目が集まっている。新潟花き中継拠点化検討協議会(玉木隆幸代表)は、1月から2月にかけて沖縄産の菊を大阪から仙台へ中継する輸送実証…

オススメ記事

ロジスティード、アルプス物流をTOB

 ロジスティードは9日、アルプス物流に対して8月中旬をメドにTOB(株式公開買い付け)を実施する、と発表した。TOBの完了後、アルプス物流を非公開化する。買収に掛かる費用は1051億円程度と見込んでいる。直近の売上高はロ…

日本郵便とセイノー、幹線輸送を共同運行

 日本郵便(千田哲也社長、東京都千代田区)とセイノーホールディングスは9日、両グループでの幹線輸送の共同運行に向けた業務提携に合意した、と発表した。2月からトライアルとして開始した計8ルートでの運行を通じ、ルールや仕組み…

「特定技能」期待と懸念㊦/「適材適所」可能な制度に

 外国人在留資格の特定技能制度の対象に「自動車運送業」が追加されたものの、交通ルールや生活習慣の違い、コスト面などから採用に二の足を踏むトラック運送事業者は少なくない。ドライバー職だけでなく、物流センター業務など幅広い事…

花き類長距離輸送、「新潟で中継」有望視

 「2024年問題」で輸送能力の低下が指摘される中、花き類の長距離輸送の中継地として新潟に注目が集まっている。新潟花き中継拠点化検討協議会(玉木隆幸代表)は、1月から2月にかけて沖縄産の菊を大阪から仙台へ中継する輸送実証…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap