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「改善基準」見直しへ議論開始、行政が荷主へ働き掛けを 過労死多い運行形態 データ踏まえ検討必要

働き方改革

行政

2022/01/28 2:20

労使、一部で歩み寄りも

 トラックでの改善基準告示の見直しに向けた議論が21日、本格的にスタートした。荷主都合に左右される現状では、1日の拘束時間や運転時間などを緩和すべきとする使用者側と、「規制が骨抜きになる」と反対する労働者側の主張はいまだ平行線だ。ただ、過労死の多い運行形態に関する詳細なデータを踏まえた検討が必要との見解で一致するなど、歩み寄りも見られた。また、使用者側は、厚生労働省に対し、長時間の荷待ちなどが疑われる発着荷主に「労働基準監督署による何らかの働き掛けを検討して欲しい」と要望した。(田中信也)


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