アサヒ、茨城・五霞に新拠点 外食むけ共配 来月稼働 移動ラック導入で効率化
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2018/01/15 0:00
アサヒロジスティクス(横塚元樹社長、さいたま市大宮区)は11日、五霞共配センター(茨城県五霞町)の開所式を行った。北関東共配センター(古河市)の業務を全面的に移管し、外食向け共配の拠点として運用。2月10日から五霞センターを稼働させ、北関東センターは閉鎖する。(小瀬川厚) 五霞センターは首都圏中央連絡自動車道(圏央道)・五霞IC(インターチェンジ)から数百メートルと近く、国道4号・新4号バイパスにも近接。「五霞インターチェンジ周辺地区土地区画整理事業」への進出企業第1号となる。同事業では大手物流不動産ディベロッパーが大型施設の建設を進めており、関東全域と東北方面をにらんだ立地条件に恵まれている。 9千平方メートルの敷地に一部2階建て、延べ床面積3400平方メートル、3温度帯に対応した施設を建設。土地、建物ともに自社で取得・整備した。冷凍庫には800平方メートルのスペースを確保。収容能力900パレットの移動ラックを導入して、業務全般の効率化を図った。床面積1400平方メートルのチルド室にはセ氏2度を維持するパーシャル庫を併設。ドックシェルター12基を備えた。900平方メートルの常温庫の一部を定温ルームとし、米穀類の保管にも対応した。施設全体のパレット収容能力は1800パレット。空コンテナの洗浄機も設置する。 これまでは賃借で北関東センターを設置していたが、施設の老朽化、狭あい化が課題となっており、自社物件での拠点整備を決めた。当面は同センターから車両36台を移して運営するが、近い将来50~60台程度まで増やすことを計画している。また、BCP(事業継続計画)の観点から、30キロリットルの地下タンクを埋設した自家給油設備も設置する。 【写真=3温度帯に対応した施設を建設】