東海倉協、高校教諭招き見学会 就業促進へアピール
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2017/11/30 0:00
【三重】東海倉庫協会(白石好孝会長)は14日、管轄する愛知、岐阜、三重の各県の高校教諭を招き、物流施設に案内して倉庫業界への就業促進に向けてアピールする見学会を開いた。 社会科、就職、進路指導担当の教諭18人と、協会の広報に努める会員6社、後援の中部運輸局も参加。また、同様の取り組みを検討している福井県倉庫協会の寺嶋和紀会長も同行し、地元での実施に向け情報収集した。 四日市港と生川倉庫(生川泰成社長、三重県鈴鹿市)を訪問。初めに四日市港で、管理組合の担当者が港湾の成り立ちなどを説明し、展望室から四日市港を支える石油コンビナートの全景と港湾物流施設を眺めた。 生川倉庫では、飲料の物流センターと普通・危険品倉庫を視察。生川社長が先頭に立ち、「ピーク時には一日100台のトラックが入出庫するセンターでは、スムーズな作業ができる動線をつくるのに腐心した。危険品の輸送中の温度管理を全国に先駆けて行っており、少しのキズでも多額の損害となる特殊な薬品は、トラックに多額の保険を掛ける必要がある」と話し、自社の安全と品質を徹底する体制を示した。 見学した教諭の中には、実際に同社への就職を生徒に勧めた進路指導担当教諭も訪れており、たくましくなった教え子と談笑する姿も見られた。 事務局では「労働力不足は、倉庫業においてもひっ迫している。今後も継続的に見学会を開き、参加された先生方から有為な人材をより多く送り込んでもらえるような内容を届けたい」としている。(梅本誠治) 【写真=生川倉庫を見学する参加者ら】