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大和輸送/行田第二倉庫稼働、物流施設事業を強化 自社保有4カ所目

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2017/03/20 0:00

 【埼玉】大和輸送(坂本和雄社長、埼玉県行田市)は、物流施設を活用した事業展開を強化する。3月中にも行田市で行田第二倉庫を稼働させ、東北自動車道・羽生インターチェンジ(IC)、関越自動車道・東松山IC、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)・桶川北本ICなどの高速道路網に囲まれた立地条件を強みにしていく。  6千平方メートルの敷地に3階建て、延べ床面積6千900平方メートルの施設を建設。自社保有の物流施設としては4カ所目となり、第一倉庫に隣接している。両施設を合わせた敷地面積は1万6500平方メートルとなる。  高床式のプラットホームにドックレベラー6基を備え、海上コンテナ輸送などを考慮。積載荷重2トンの垂直搬送機2基、5トンの荷物用エレベーター1基は、地上レベルにも搬入出口を設けることで、地面に置かれた荷物でもホームに引き上げずに各階への入出庫を可能とした。各階のはり下有効高は7.5~6.5メートルとしたほか、1階には40フィートコンテナをカバーできる奥行き15メートルのひさしを設け、屋根下荷役にも対応させた。  また、羽生支店(埼玉県羽生市)の取扱品目がオーバーフローした場合を想定し、1階の耐荷重は1平方メートル当たり8トンを確保。2、3階もそれぞれ6トン、5トンと一般的な施設よりも強固な構造とするため、施工実績に富んだ井上建築工学設計事務所(さいたま市北区)が設計を担当、関東建設工業(群馬県太田市)が建設を担当した。  既に、3階にテナントの入居が決定。本格的な物流不動産事業での運用も見据えて30台分の駐車場(乗用車)を敷地内に設けた。当面は管理者1人を含む5人を配置する。(小瀬川厚) 【写真=3階建ての施設は延べ床面積8050平方メートル】





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