物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

沢運送、食を通じた地域貢献 いなりずし店 新築移転

未分類

2015/12/10 0:00

 【滋賀】沢運送(沢順子社長、滋賀県米原市)は1日、多角化経営の一つとして運営してきた、いなりずし専門店「扇」を新築移転し、営業を開始した。メニューを充実させるとともに、地元の農業高校と連携、食を通じた地域貢献を前面に押し出す。(小菓史和)  神社の赤い鳥居をモチーフにした柱が印象的な新店舗は2階建てで、市立長浜病院(長浜市)に隣接し、路線バスの停留所にも近い。高齢者や患者が車椅子でも来店しやすいようバリアフリー構造を採用した。2階には会議や小規模なパーティーに便利な個室を備えた。  一方、調理スペースを大幅に拡張。今後予定している総菜や弁当の製造・宅配にも対応できる。地元産の鳥肉を県立長浜農業高校の生徒が授業の一環として生産した野菜を使用する一方、シュークリームやジャムも販売する。  3年前、「祖母や母の味を受け継ぎたい」と考え、地元で古くから親しまれてきた味を現代風にアレンジ。地元産のコメや自然の素材を追求、味付けに合わせ5色に色分けしたユニークないなりずしを発売した。  テイクアウトだけでなく、「ホテルのラウンジのような感覚で、ゆったりとお茶や食事を楽しんで欲しい」と、長浜市の国道8号沿いに調度品にこだわった店舗を構えた。更に、高速道路のパーキングエリアや県内の百貨店でのイベントにも積極的に出店することで、知名度アップと拡販に努めてきた。  沢社長は「コンセプトは『おばあちゃんの味』。引き続き、地元産の安全・安心な食材と郷土のメニューにこだわっていく。また、農業を学ぶ若い世代を支援することで、食文化の継承と地域起こしにもつなげたい」と話している。 【写真=神社の赤い鳥居をモチーフにした柱が印象的な「扇」の新店舗】





本紙ピックアップ

軽油引取税の暫定税率廃止、交付金継続へ展望開ける

 軽油引取税の旧暫定税率を2026年4月1日で廃止することで与野党6党が合意した。暫定税率分である1㍑当たり17円10銭の減税はトラック・バス事業者の経営安定化につながる。一方、暫定税率を原資とする運輸事業振興助成交付金…

啓和運輸、日本語学校を来春開校

 啓和運輸(川島満社長、埼玉県入間市)は2026年4月に啓和テラス日本語学校(同市)を開校する。ミャンマー、ネパール、ラオスなどから来日する外国人材を対象に、語学教育だけでなく、日本で働く力を育むことを目的とした独自カリ…

ヤマト運輸、ベトナム人年100人採用

 ヤマト運輸(阿波誠一社長、東京都中央区)は特定技能外国人制度を活用し、2027年以降、毎年、拠点間輸送を行うベトナム人大型トラックドライバー100人の採用を目指す。ベトナムで人材育成事業を展開するFPTグループと12日…

自民税調会長、振興助成法改正で対応

 自民党の小野寺五典税務調査会長は17日、軽油引取税の暫定税率の2026年4月1日の廃止に向け、「租税特別措置(租特)法の改正法案で対処したい」として、与党の税制改正議論を経て、通常国会に提出する方向性を示した。運輸事業…

オススメ記事

軽油引取税の暫定税率廃止、交付金継続へ展望開ける

 軽油引取税の旧暫定税率を2026年4月1日で廃止することで与野党6党が合意した。暫定税率分である1㍑当たり17円10銭の減税はトラック・バス事業者の経営安定化につながる。一方、暫定税率を原資とする運輸事業振興助成交付金…

啓和運輸、日本語学校を来春開校

 啓和運輸(川島満社長、埼玉県入間市)は2026年4月に啓和テラス日本語学校(同市)を開校する。ミャンマー、ネパール、ラオスなどから来日する外国人材を対象に、語学教育だけでなく、日本で働く力を育むことを目的とした独自カリ…

ヤマト運輸、ベトナム人年100人採用

 ヤマト運輸(阿波誠一社長、東京都中央区)は特定技能外国人制度を活用し、2027年以降、毎年、拠点間輸送を行うベトナム人大型トラックドライバー100人の採用を目指す。ベトナムで人材育成事業を展開するFPTグループと12日…

自民税調会長、振興助成法改正で対応

 自民党の小野寺五典税務調査会長は17日、軽油引取税の暫定税率の2026年4月1日の廃止に向け、「租税特別措置(租特)法の改正法案で対処したい」として、与党の税制改正議論を経て、通常国会に提出する方向性を示した。運輸事業…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap