NX総研短観／荷動き指数4～6月、低迷続き1㌽減　木材・鉄鋼振るわず　食料品・飲料は改善傾向

　NX総合研究所（廣島秀敏社長、東京都千代田区）が7月31日に発表した企業物流短期動向調査（NX総研短観）によると、2023年4～6月期実績（見込み）の荷動き指数は、4月に発表した前回の見通しと比較し7㌽減のマイナス13に低下した。1～3月期実績からは1㌽落ち込み、年度末の荷動きの低迷が続いている状況だ。製造業は食料品・飲料や繊維・衣服のほか、輸送用機械が回復した一方、木材・家具、窯業（ようぎょう）・土石、鉄鋼・非鉄が振るわなかった。卸売業も在庫増加や価格上昇が響いて急落している。（佐々木健）