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メタル便/24年問題備え、荷主100社と勉強会 長距離輸送の維持困難に 中小「危機感共有できず」

物流企業

2023/05/05 0:30

 【千葉】長尺や異形状の鋼材・木材などの小口混載共同配送サービスを手掛けるメタル便(梶大吉社長、千葉県浦安市)は4月20日、鉄鋼・建材・木材などを扱う荷主企業100社を招き、「物流2024年問題勉強会」を開催した。梶社長は従来の運送業界の構造と、24年4月以降に迎える変化について説明し、荷主各社の物流担当者に「営業力の維持・強化のため物流費値上げを飲むか、営業機会損失を受け入れて物流コストを削減するかの二択が迫られている」と訴えた。(佐々木健)

「営業費値上げか物流コスト削減かの二択が迫られている」と梶社長




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