物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

首都高「料金改定」、実質値上げで事業者悲鳴 割引増もデメリット多く 「企業努力は限界」 拘束時間に大きな差

行政

2023/01/03 0:40

 【東京】2022年4月から、首都高速道路を中心とした首都圏の高速道路の通行料金が新体系に移行した。深夜割引の新設や大口・多頻度割引の割引率の拡充など貨物車に配慮した割引措置も導入されたが、上限料金は1320円から1950円に大幅に値上げ。都心部の通過交通量の削減が狙いだが、12年の距離制料金移行後の度重なる値上げに、首都高を恒常的に利用するトラック運送事業者からは「企業努力も限界」などと悲鳴が上がる。(特別取材班)

22年4月から首都圏の高速道路通行料金が新体系に移行(22年4月、東京都千代田区)




本紙ピックアップ

通信型デジタコ推進協設立

 通信型デジタル式業務・運行記録計等推進協議会(BODC、鈴木正秀代表理事)は2日、設立総会を開いた。通信型も含め、デジタルタコグラフの普及促進を図る業界団体が設立されるのは初めて。安全運行や法令順守のための労働・拘束時…

24年度補正予算案/物流関係、拠点整備・航空シフト支援

 政府は11月29日に閣議決定した2024年度補正予算案のうち、国土交通省関係で2兆2478億円を計上した。物流関係では、自治体などによる物流拠点の整備や、航空機を使ったモーダルシフトに対する支援制度を新設する方針。高速…

キャリテック、外販比率高め事業拡大

 三菱食品グループのキャリテック(岩田秀和社長、東京都文京区)は、足元の厳しい事業環境を「物流の機会」と捉え、業容の拡大に乗り出している。新たな商機を確実に手中に収めるため、人の確保と定着を図る施策を多面的に展開。協力会…

JUIDA、平時から支援体制整備

 日本UAS産業振興協議会(JUIDA、鈴木真二理事長)は、能登半島地震での災害支援活動を踏まえ、平時から災害の発生を想定した情報共有や訓練を実施する災害支援体制を年明けにも整備する。11月29日に東京都で開催した「JU…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap