物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

岩手県、宮古港ターミナル完成 室蘭との航路つなぐ

行政

2018/06/11 0:00

 岩手県が整備を進めていた宮古港フェリーターミナル(宮古市)が1日、完成した。22日には北海道の室蘭港との間を結ぶ航路が就航予定。岩手県初の定期航路開設を前に、地元では機運が高まってきた。同日開かれた落成式で、達増拓也知事が「このターミナルが貨物輸送や岩手県と北海道との交流拠点として、三陸地域の復興に大きな力を発揮するものと期待している」とあいさつ。  川崎近海汽船の赤沼宏社長は「温かくて優しい我が家のような存在になるのではないか。復興道路が全線開通すれば、岩手県沿岸の交通アクセスは大幅に向上する。新航路との接続により、本州北海道の間に新たな物流ルートが生まれ、地域の発展に貢献できる。開設の日が近付くにつれ、緊張感と使命感が募っている」と祝辞を述べた。  ターミナルは鉄骨造り3階建てで、延べ床面積が2160平方メートル。屋上は津波避難スぺースとしての役割も果たす。大型車67台が駐車可能。同日、川崎近海の宮古支店もビル内にオープンし、就航へ向けて準備を進めていく。(今松大) 【写真=屋上は津波避難スぺースとしての役割も】





本紙ピックアップ

Gメン合同パトに密着㊦、管轄外で初の「働きかけ」

 西日本の各運輸局に属するトラックGメンが9月26日、2日連続の合同パトロールの最終日に臨み、大阪府の荷主に対して「働きかけ」を行った。管轄外の荷主に直接働きかけを行うのは初の試みで、長時間の荷待ちが多いと疑われる荷主を…

Gメン合同パトに密着㊤、4運輸局連携 初の試み

 トラックGメン(トラック荷主特別対策官)の活動が新たな局面を迎えている。近畿、中国、四国、九州の各運輸局に所属するGメンが9月25、26の両日、大阪府で合同パトロールを実施。西日本4運局連携による初の試みで、物流の上流…

全ト協、坂本会長が来年6月退任

 全日本トラック協会の坂本克己会長(大阪)は3日、熊本市で開催の全国トラック運送事業者大会を前に記者会見し、2025年6月の総会で退任する意向を表明した。退任の理由は健康上の問題で、後任には寺岡洋一副会長(愛知)を指名。…

国交省想定/自動物流道路、事業モデルにSPC方式

 国土交通省は、道路空間を活用した「自動物流道路(オートフロー・ロード)」の事業モデルとして、大規模不動産開発事業などで用いられるSPC(特別目的会社)方式を想定している。銀行などの融資元、事業に参画する事業者で構成する…

オススメ記事

Gメン合同パトに密着㊦、管轄外で初の「働きかけ」

 西日本の各運輸局に属するトラックGメンが9月26日、2日連続の合同パトロールの最終日に臨み、大阪府の荷主に対して「働きかけ」を行った。管轄外の荷主に直接働きかけを行うのは初の試みで、長時間の荷待ちが多いと疑われる荷主を…

Gメン合同パトに密着㊤、4運輸局連携 初の試み

 トラックGメン(トラック荷主特別対策官)の活動が新たな局面を迎えている。近畿、中国、四国、九州の各運輸局に所属するGメンが9月25、26の両日、大阪府で合同パトロールを実施。西日本4運局連携による初の試みで、物流の上流…

全ト協、坂本会長が来年6月退任

 全日本トラック協会の坂本克己会長(大阪)は3日、熊本市で開催の全国トラック運送事業者大会を前に記者会見し、2025年6月の総会で退任する意向を表明した。退任の理由は健康上の問題で、後任には寺岡洋一副会長(愛知)を指名。…

国交省想定/自動物流道路、事業モデルにSPC方式

 国土交通省は、道路空間を活用した「自動物流道路(オートフロー・ロード)」の事業モデルとして、大規模不動産開発事業などで用いられるSPC(特別目的会社)方式を想定している。銀行などの融資元、事業に参画する事業者で構成する…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap