物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

日貨協連&岐貨協連、点呼にAIロボ活用 実演 データ蓄積し事故予測

団体

2018/04/26 0:00

 日本貨物運送協同組合連合会(吉野雅山会長)と岐阜県貨物運送協同組合連合会(堀部貞夫会長)は13日、岐阜市で開催したWebKIT説明会で、AI(人工知能)を活用した点呼支援ロボットのデモンストレーションを行った。  AIロボットによる点呼支援システムは、ナブアシスト(望月明夫社長、前橋市)が開発したもので、ドライバーに対する運転前・運転後の点呼をロボットが実施。運転前では①アルコールチェック②免許証チェック③本人確認④体調管理⑤運行指示・伝達――の一連の流れを、ロボットがドライバーに話し掛けながら行う。  ドライバーの違反・事故履歴データを蓄積し、事故予測なども行うほか、社内の運行管理システムとも連動。点呼記録を自動的に作成し、運行管理者に報告を行う。現在、特許を出願するとともに、国土交通省の認可を目指している。  ドライバー役が前面のパネルに触れると、ロボットは「これから点呼を開始します」と話し、アルコールチェック、免許証確認、本人確認などを、次々と手際良くこなしていった。また、ドライバー役が手首に付けたセンサーからバイタルデータを検出し、「睡眠不足のようですが、体調は大丈夫ですか」と質問。参加者は、ロボットのユーモラスな動きに思わず笑いながらも、興味深そうに見守っていた。(星野誠) 【写真=身ぶりを交えてドライバー役に話し掛けるロボット】





本紙ピックアップ

西日本最後のパンダ返還、猛暑の中で工夫し輸送

 6月28日に日本を出発し、中国に返還されたアドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)のジャイアントパンダ4頭。西日本最後のパンダ輸送は、関西空港までのトラック運行と通関を南海エクスプレス(橋本直樹社長、大阪市浪速区)など…

参院選、物流政策競い合う

 20日投開票の参院選は、衆院で与党が過半数割れしていることもあり事実上の「政権選択選挙」とも言われ、各党は支持拡大に向け、選挙戦を繰り広げている。特に消費税やガソリン税などを巡り、減税か給付金かで与野党の主張が激突。各…

富士運輸、スタンド納品で単独荷下ろしシステム導入

 石油製品輸送を手掛ける富士運輸(阿部悦雄社長、山口県山陽小野田市)は「2024年問題」対策の一環として、石油業界で普及が進むDCD(単独荷下ろし)システムを導入し、労働時間短縮で成果を上げている。納品先のガソリンスタン…

カリツー、東京オフィス開設

 カリツー(筒井重式社長、愛知県安城市)は、国際・国内物流事業の拡大と物流DX(デジタルトランスフォーメーション)強化に向け、1日に東京オフィス(東京都中央区)を開設した。(田中信也) Facebook Twitter …

オススメ記事

西日本最後のパンダ返還、猛暑の中で工夫し輸送

 6月28日に日本を出発し、中国に返還されたアドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)のジャイアントパンダ4頭。西日本最後のパンダ輸送は、関西空港までのトラック運行と通関を南海エクスプレス(橋本直樹社長、大阪市浪速区)など…

参院選、物流政策競い合う

 20日投開票の参院選は、衆院で与党が過半数割れしていることもあり事実上の「政権選択選挙」とも言われ、各党は支持拡大に向け、選挙戦を繰り広げている。特に消費税やガソリン税などを巡り、減税か給付金かで与野党の主張が激突。各…

富士運輸、スタンド納品で単独荷下ろしシステム導入

 石油製品輸送を手掛ける富士運輸(阿部悦雄社長、山口県山陽小野田市)は「2024年問題」対策の一環として、石油業界で普及が進むDCD(単独荷下ろし)システムを導入し、労働時間短縮で成果を上げている。納品先のガソリンスタン…

カリツー、東京オフィス開設

 カリツー(筒井重式社長、愛知県安城市)は、国際・国内物流事業の拡大と物流DX(デジタルトランスフォーメーション)強化に向け、1日に東京オフィス(東京都中央区)を開設した。(田中信也) Facebook Twitter …

Share via
Copy link
Powered by Social Snap