長野ト協下伊那ト協/トラ日の野外イベント、産直販売など大活況 交安対策むけ浄財寄贈
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2017/10/12 0:00
【長野】長野県トラック協会の下伊那トラック協会(富内和美会長)は1日、トラックの日の野外イベントを実施した。特に、産地直送販売が人気を博し、1500匹用意したサンマは1時間程で完売。天候に恵まれて例年以上の来場者が訪れ、大いに盛り上がった。(河野元) 富内会長が「私たちの業界は現在、深刻な人手不足に頭を痛めている。今後、リニア中央新幹線の工事が始まれば、事態は更に厳しくなるのではないか。このように大変な状況だが、我々は常に事故防止を第一に、仕事に臨んでいる。今回、ディーラーの協力を得て、最新の安全装置を取り付けたトラックを、構内に展示した。見て、触って、担当者から説明を聞いて、理解を深めていただきたい」とあいさつ。 また、交通安全対策に役立ててもらうため、地元の喬木(たかぎ)村へ浄財10万円を寄贈。受け取った市瀬直史村長は有効活用を誓うとともに、輸送を通じて日々の暮らしを支えるトラック業界に改めて感謝した。 会場の下伊那トラック研修会館がある伊久間区の吉川文人区長も、「地域の3大祭り」の一つとして根付いた同イベントに、期待を寄せた。 青空に向かって一斉に風船200個を放ち、イベントがスタート。トラックステージでは、小・中学生による太鼓やブラスバンド演奏、キッズダンス、よさこいソーランなどが披露された。 飲食屋台やそば打ちの実演コーナーも好評で、お昼過ぎには売り切れてしまうところもあった。最後に、富内氏の音頭で三本締め、餅投げを行って閉会した。 【写真=一斉に風船200個を放ってイベントがスタート】