阪神海コン3団体、連携密に法令順守徹底 神戸市で初の合同懇親会 業界地位向上に努め
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2017/07/03 0:00
【兵庫】兵庫県トラック協会の海上コンテナ部会(佐賀里隆之部会長)、大阪府トラック協会の海上コンテナ部会(山口与嗣雄部会長)及び阪神港海上コンテナ協会(小西保美会長)は6月23日、神戸市で相次ぎ総会を開き、組織間の連携を緊密にしながら、業界のコンプライアンス(法令順守)徹底や地位向上に努めることを確認した。総会後には、初めてとなる合同懇親会を催し、更なる結束強化を図った。(小菓史和) 兵ト協海コン部会では、2017年度も運賃・料金の研究、ターミナルにおける滞留の改善、車庫などの確保に関する運動、適正化対策を中心に事業を展開。 また、大阪ト協海コン部会と規約内容の統一を進め、部会員間のトラブルが生じた場合、早期解決に向けて部会員に「説明する義務」を追加。当該部会員は役員会の求めに応じて会議に出席し、質問に答えるとともに、事情説明も求められるよう改めた。 大阪ト協海コン部会は、事故防止対策の一環として、過積載や偏荷重コンテナに関する調査・研究、積載物の漏えい防止などの安全輸送に向けた実態調査を行うことを事業計画に盛り込んだ。更に、部会規約を一部改定し、兵ト協会海上コン部会の規約と内容をそろえた。 阪神港海コン協は役員改選を行い、小西会長(55、日本運送)が勇退し、後任に大阪ト協海コン部会の山口部会長(54、近畿木材輸送)を選出した。内木場正之(51、西神陸運)、上橋将良(67、泉州物流サービス)の両副部会長は留任。常務には兵ト協海コン部会の佐賀里部会長(協栄運輸)が就いた。 小西氏は「先日、全ト協海コン部会の藤木幸二部会長と共に国土交通省を訪ね、運送事業と港湾運送事業の性格を持つ海コン事業者の特殊性を訴え、理解を求めた。会長は退くものの、これからも業界の発展を側面から支援していく」とあいさつ。 山口氏も「阪神海コン協は、大阪、神戸の両地区の海コン事業者の大同団結を目的に設立された。小西会長の意思をしっかりと受け継ぐことができるよう、全力で頑張りたい。大阪ト協海コン部会と両方で大役を務めることになった。皆さんの協力なしに、職務を全うすることはできない。一つひとつ着実に前へと進めていくので、協力をお願いする。もっと魅力のある海コン業界を築いていこう」と呼び掛けた。 【写真=各団体が相次ぎ総会を開催】