物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

サンワNETS/今期、生産性向上に注力 グループ売上高100億円めざす

物流企業

2017/05/25 0:00

 サンワNETS(水谷欣志社長、静岡県袋井市)は2018年3月期、「生産性5%アップ」を掲げ、生産性向上活動に取り組む。これまで行ってきた改善活動や5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)に加え、生産性向上活動に注力。グループ10社の売上高合計100億円(前期比12.4%増)を目指す。13日の「生産性向上活動キックオフ大会」で、活動の意義や内容を説明した。  山崎久隆会長が「日本の流通サービスの生産性は、世界に比べると低い。どの会社も躍起になって生産性向上に取り組んでいる。これまでと違ったやり方で考えを発展させ、取り組んでもらいたい」と呼び掛けた。  5%アップの根拠について、水谷社長は「国土交通省が物流事業の労働生産性を20年までに20%アップさせる目標を打ち出している。これから4年間だと1年で5%になる。何よりもやらなければならないのが時間短縮。これまで行ってきた改善活動、5Sに加え、新しいテクノロジーの活用、顧客との交渉を進めたい」と表明した。  また、横山雅訳取締役が雇用を70歳まで延長する制度変更について報告した。山崎康二専務は、売上高から人件費以外の経費を引いた付加価値額を総労働時間で割る、生産性の定義を解説。生産性向上活動を繰り返しながら、全社で得た学びを同社の法律書とする「サンワ・ロジスティクス・スタンダード」の取り組みも提案した。  17年3月期に優秀だった営業所、グループ会社の取り組み発表のほか、安全表彰、優秀社員表彰を実施。国際物流総合研究所の仙石恵一首席研究員が「会社の基礎体力向上に取り組め」と題し講演した。(奥出和彦) 【写真=全員でシュプレヒコール】





本紙ピックアップ

大・中型自動車免許、「AT限定」26年度から

 警察庁は、大型自動車、中型自動車免許などで、オートマチック(AT)車限定免許を導入する方針を明らかにした。18日、道路交通法施行規則を一部改正する内閣府令案として公表。意見公募を経て公布する。トラック、バスでAT車の普…

環境省、新たな熱中症対策開始

 環境省は24日に「熱中症特別警戒情報」の運用を開始する。近年の気候変動の影響で気温が高くなり、熱中症による健康被害が急増していることから、2021年から気象庁と共同で「熱中症警戒情報」を発表してきた。より深刻な健康被害…

「シン・物流2法」審議、下請け構造是正に意見集中

 物流総合効率化法と貨物自動車運送事業法の改正案が衆院を通過し、18日の参院国土交通委員会(青木愛委員長)で斉藤鉄夫国交相が趣旨説明を行った。23日に参考人への意見聴取を行い、審議入りする。衆院では審議に10時間以上費や…

JR貨物/災害時輸送BCP対策、代行輸送強化へ官民一体

 日本貨物鉄道(JR貨物)は16日、災害時輸送障害時のBCP(事業継続計画)対策として、山陽線新南陽駅を拠点としたトラック・内航海運による代行輸送の強化と輸送障害の発生抑制に向けた取り組みをまとめた、と発表した。JR貨物…

オススメ記事

大・中型自動車免許、「AT限定」26年度から

 警察庁は、大型自動車、中型自動車免許などで、オートマチック(AT)車限定免許を導入する方針を明らかにした。18日、道路交通法施行規則を一部改正する内閣府令案として公表。意見公募を経て公布する。トラック、バスでAT車の普…

環境省、新たな熱中症対策開始

 環境省は24日に「熱中症特別警戒情報」の運用を開始する。近年の気候変動の影響で気温が高くなり、熱中症による健康被害が急増していることから、2021年から気象庁と共同で「熱中症警戒情報」を発表してきた。より深刻な健康被害…

「シン・物流2法」審議、下請け構造是正に意見集中

 物流総合効率化法と貨物自動車運送事業法の改正案が衆院を通過し、18日の参院国土交通委員会(青木愛委員長)で斉藤鉄夫国交相が趣旨説明を行った。23日に参考人への意見聴取を行い、審議入りする。衆院では審議に10時間以上費や…

JR貨物/災害時輸送BCP対策、代行輸送強化へ官民一体

 日本貨物鉄道(JR貨物)は16日、災害時輸送障害時のBCP(事業継続計画)対策として、山陽線新南陽駅を拠点としたトラック・内航海運による代行輸送の強化と輸送障害の発生抑制に向けた取り組みをまとめた、と発表した。JR貨物…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap