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環境省、「一回で受け取りませんか」 プロジェクト発足

行政

2017/04/03 0:00

 環境省は3月29日、宅配便の再配達削減を通じて地球温暖化対策を進めるため、宅配便を1回目の配達で受け取るよう消費者に促すプロジェクトを立ち上げた。国土交通省や経済産業省に加え、宅配事業者や全日本トラック協会(星野良三会長)など103企業・団体が協力。宅配ボックスの設置といった環境整備を図るとともに、消費者が最初の配達で受け取った場合にメリットを得られるような対策も検討する。  活動は「COOL CHOICE できるだけ一回で受け取りませんかキャンペーン~みんなで宅配便再配達防止に取り組むプロジェクト」と題して展開。特設サイトを開き、消費者に再配達の社会的損失を紹介する。その上で、宅配便を受け取る時間・場所を指定してもらうよう呼び掛けていく。取り組みをPRするアニメーション動画も制作した。  同日の発足式で、山本公一環境相は「環境負荷が低く、より暮らしやすくて働きやすい社会を実現していく」とあいさつ。発足式後の会見では、労働力不足などの物流業界の課題にも言及し、「今回のキャンペーンは二酸化炭素(CO2)削減のみならず、業界に対しても役立つのではないか」と語った。(土屋太朗) 【写真=宅配事業者など企業・団体が協力】





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