物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

マルソー/社内託児所開設、産休後の従業員支援

物流企業

2017/02/20 0:00

 マルソー(渡邉雅之社長、新潟県三条市)は本社敷地内に託児所「月岡わくわくちびっこ園」を開設した。内閣府が手掛ける企業主導型保育助成事業の第1次募集に申請し、補助が決まったもので、子会社のファースト・ブレイン(同)が1日から運営を開始。更に8日には、第3次募集も認められた。1次同様に事業所内設置型で、次は新潟市内での整備を予定している。産休後の従業員を支援するため、同事業に着目。グループの社会福祉法人、三条福祉会(渡邉喜彦理事長)で認可保育園を2カ所手掛けており、その経験も踏まえて応募した。  ちびっこ園は木造平屋建て、床面積118平方メートル。調理室、医務室なども備え、保育士3人を含む4人を新たに雇い入れた。総工費4300万円のうち、4分の3が助成される。  日曜を除く平日午前7時半から午後6時半まで開園。定員は0~5歳児の12人だが、まずはマルソーグループ関係の0~2歳児7人を受け入れ、スタートさせた。残りは地域枠として従業員以外にも振り分けたい考え。  待機児童が大きな問題になっている都心部と異なり、三条市内の保育所は4月の入所希望者が定員を下回る一方、事業所内施設は、子供の具合が悪くなった場合、すぐに会いに行けるなど、離れた場所にある認可保育園に比べ利便性が高く、問い合わせが相次いでいる。  ファースト・ブレインの五十嵐徹常務は「子供を預けるため、どんな仕事でも構わないので、勤めさせて欲しいとの電話を受けた。また、孫の世話に苦慮する保護者の父母からも問い合わせがあった」とし、確実にニーズはあると見ている。  これらのノウハウを広く提供するため、昨秋から同事業の導入を検討する企業へのコンサルタント業務も始めた。働き方改革が強く求められていることを追い風に、積極的なPRに努める。(河野元) 【写真=グループ関係の0~2歳児7人を受け入れ】





本紙ピックアップ

特定技能「自動車運送」追加、研修・生活支援高コスト?

 政府は、外国人在留資格の「特定技能」の基本方針などを一部変更し、バス、タクシー、トラックの3職種で構成する「自動車運送業」など4分野の追加を正式決定した。5年間で3職種を合わせ2万4500人の受け入れを見込むが、特定技…

運輸労連/労使懇、持続可能な物流へ連携

 運輸労連加盟の大手物流事業者の労使による懇談会(全国単組労使懇談会)が12日、東京都で開催された。トラックドライバーの時間外労働上限規制が適用され、物流の持続可能性が最大課題となる中、労使が連携して課題解決に取り組んで…

アイオイシステム、物流DXをコーディネート

 アイオイ・システム(吉野豊社長、東京都品川区)は2024年度、TOPPANグループのシナジーにより、正確なピッキングを支援するデジタル表示器やプロジェクターの販売にとどまらず、WMS(倉庫管理システム)の開発や各種情報…

岡山県貨物運送、岡山・津山にセンター

 岡山県貨物運送は11日、久米産業団地(岡山県津山市)に建設していた津山主管支店(平田成実支店長)の新事務所・物流センターの竣工式を行った。5月7日から本格的に営業を開始する。給食配送など地域密着型の物流サービスで貢献す…

オススメ記事

特定技能「自動車運送」追加、研修・生活支援高コスト?

 政府は、外国人在留資格の「特定技能」の基本方針などを一部変更し、バス、タクシー、トラックの3職種で構成する「自動車運送業」など4分野の追加を正式決定した。5年間で3職種を合わせ2万4500人の受け入れを見込むが、特定技…

運輸労連/労使懇、持続可能な物流へ連携

 運輸労連加盟の大手物流事業者の労使による懇談会(全国単組労使懇談会)が12日、東京都で開催された。トラックドライバーの時間外労働上限規制が適用され、物流の持続可能性が最大課題となる中、労使が連携して課題解決に取り組んで…

アイオイシステム、物流DXをコーディネート

 アイオイ・システム(吉野豊社長、東京都品川区)は2024年度、TOPPANグループのシナジーにより、正確なピッキングを支援するデジタル表示器やプロジェクターの販売にとどまらず、WMS(倉庫管理システム)の開発や各種情報…

岡山県貨物運送、岡山・津山にセンター

 岡山県貨物運送は11日、久米産業団地(岡山県津山市)に建設していた津山主管支店(平田成実支店長)の新事務所・物流センターの竣工式を行った。5月7日から本格的に営業を開始する。給食配送など地域密着型の物流サービスで貢献す…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap