ラサール、神奈川・平塚にBTS型 コンビニ向け食品配送
産業
2017/02/02 0:00
ラサール不動産投資顧問(中嶋康雄社長兼CEO=高経営責任者、東京都千代田区)は1月30日、BTS(特定企業入居)型物流施設の平塚東八幡物流センター(仮称、神奈川県平塚市)を10日に着工した、と発表した。大手食品卸会社が配送センターとして使う予定。10月末の竣工を目指す。 首都圏中央連絡自動車道(圏央道)から2.5キロに位置し、東名高速道路や中央自動車道へのアクセスにも恵まれている。2018年度には7.5キロの位置に新東名高速道路・厚木南インターチェンジが開設される計画で、西日本への交通利便性も高まる。同施設から半径5キロ圏内の人口は41万人ほどで、労働力も確保しやすい。 敷地面積9300平方メートル、鉄骨造り2階建てで、延べ床面積9600平方メートル。L字型トラックバースを備え、床荷重は1平方メートル当たり1.5トン、はり下天井有効高5.5~6.5メートルを確保。一部空調設備を導入し全館にLED(発光ダイオード)照明を採用する。工業専用地域内のため24時間365日稼働が可能。 大手食品卸が1棟借りして、コンビニエンスストア向けドライ食品を扱う配送センターとして使用する。 ラサール不動産投資顧問の平塚市での物流施設開発は、16年5月に竣工したトナミ運輸(綿貫勝介社長、富山県高岡市)の専用施設ロジポート平塚新町に続く第2弾となる。(吉田英行) 【写真=24時間365日稼働が可能(完成予想図)】