物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

国交省/健康起因事故対策、実態調査を拡充 運転者も対象

行政

2017/01/12 0:00

 国土交通省はトラック、バス、タクシー事業者を対象とした病気のスクリーニング検査の実施状況などに関する実態調査を拡充する。2016年11月から年末にかけて900者にアンケートを実施。今後は運転者も調査し、結果は作成を進めているガイドライン(指針)に反映させたい考え。  12月22日、事業用自動車健康起因事故対策協議会(酒井一博座長、大原記念労働科学研究所所長)で明らかにした。  協議会では15年12月、全日本トラック協会(星野良三会長)など業界団体を通じ、スクリーニング検査の実施状況などを調べるアンケートを実施。この結果を受け、昨年末の調査では検査後の精密検査の有無、所見のあった運転者への対応などを項目に盛り込んだ。  調査結果は3月に公表。今後は運転者へのアンケートも行い、海外の健康管理制度について把握する。こうした検討を踏まえ、国交省は17年度中にも事業者向けの指針策定に着手したい考え。指針には、スクリーニング検査の結果に応じた事業者の対応などを示す。  また、2月にはスクリーニング検査を促すセミナーを事業者向けに初めて開催する。(土屋太朗) 【写真=2月にはセミナーを初開催。200人程度の参加を予定(12月22日)】





本紙ピックアップ

大和ハウス、「物件開発」ペース落とさず

 首都圏の物流施設供給量が2023年、過去最大を更新して空室率が上昇していることで、供給量が調整局面に突入すると予想されている。こうした中、大和ハウス工業は今後も例年と同等規模の大規模な物件開発を行う、と強気の姿勢を示す…

経産省、ドローン航路を来年度設定

 経済産業省は、デジタルライフライン全国総合整備計画に基づき、ドローン(小型無人機)航路の設定、自動運転支援道の社会実装を2024年度に開始する方針を明らかにした。ドローン航路は送電網や河川上空に設定し、物流などでの活用…

大王製紙/H&PC物流企画G部長、中継輸送・パレット化推進

 大王製紙は「2024年問題」を見据えた施策を推進している。紙・板紙は従来からパレット輸送やモーダルシフトに取り組んできた一方で、トラック輸送に頼る家庭紙や吸収体商品など(H&PC)の物流が差し迫ったテーマとなっている。…

三菱重工系、電動式冷凍ユニット 停車中の庫内温度を維持

 三菱重工グループの三菱重工サーマルシステムズ(佐々倉正彦社長、東京都千代田区)は13日、中小型トラック用の電動式輸送用冷凍ユニット「TEJ35GAM」を菱重コールドチェーン(石井一男社長、同)を通じて販売を開始した、と…

オススメ記事

大和ハウス、「物件開発」ペース落とさず

 首都圏の物流施設供給量が2023年、過去最大を更新して空室率が上昇していることで、供給量が調整局面に突入すると予想されている。こうした中、大和ハウス工業は今後も例年と同等規模の大規模な物件開発を行う、と強気の姿勢を示す…

経産省、ドローン航路を来年度設定

 経済産業省は、デジタルライフライン全国総合整備計画に基づき、ドローン(小型無人機)航路の設定、自動運転支援道の社会実装を2024年度に開始する方針を明らかにした。ドローン航路は送電網や河川上空に設定し、物流などでの活用…

大王製紙/H&PC物流企画G部長、中継輸送・パレット化推進

 大王製紙は「2024年問題」を見据えた施策を推進している。紙・板紙は従来からパレット輸送やモーダルシフトに取り組んできた一方で、トラック輸送に頼る家庭紙や吸収体商品など(H&PC)の物流が差し迫ったテーマとなっている。…

三菱重工系、電動式冷凍ユニット 停車中の庫内温度を維持

 三菱重工グループの三菱重工サーマルシステムズ(佐々倉正彦社長、東京都千代田区)は13日、中小型トラック用の電動式輸送用冷凍ユニット「TEJ35GAM」を菱重コールドチェーン(石井一男社長、同)を通じて販売を開始した、と…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap