三井倉庫HD、南本牧ふ頭に定温倉庫 無利子貸付制度を利用
物流企業
2016/09/29 0:00
三井倉庫ホールディングスは23日、横浜港の南本牧ふ頭(横浜市中区)で、定温倉庫の建設を始めた、と発表した。 敷地面積1万690平方メートル、延べ床面積3万1560平方メートル。食品原料などを取り扱う。国土交通省の無利子貸付制度を利用する予定で、適用されれば京浜港(東京、川崎、横浜港)で初めて。2017年10月下旬の完成を目指す。 三井倉庫(藤岡圭社長、東京都港区)が21日、着工した。5階建てで、全保管庫に定温設備を配備。LED(発光ダイオード)や自家発電設備も採用した。 南本牧ふ頭のコンテナターミナル付近に位置し、本牧ふ頭(横浜市中区)や大黒ふ頭(鶴見区)とのアクセスも良い。新施設の稼働により、輸出入貨物の効率的なオペレーションにつなげる。更に、関東圏一体の輸送網をカバーする新たな基幹施設としての機能も見込む。 また、「物流施設整備費無利子貸付金」の適用を予定。国と横浜市が整備費の6割を支援するもので、国のバックアップを追い風に、横浜港の貨物取扱量の増加に貢献する。(土屋太朗) 【写真=LEDや自家発電設備を採用(完成イメージ)】