物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

センコー技術コン■第1回チャンピオンシップ、創業100周年を記念

物流企業

2016/09/22 0:00

 センコーは18日、滋賀県東近江市のクレフィール湖東で技能コンテストを開いた。国内11ブロックに加え海外からも選手が参加、予選を勝ち抜いた精鋭たちが卓越した知識と技能を競い合った。  創業100周年の記念に今回はグランドチャンピオンシップの第1回大会として企画し、選手の選抜方法や競技内容を刷新。競技はドライバーが4トン、11トン、トレーラ、フォークリフトの各部門、オペレーターはカウンターとリーチの両部門、事務スタッフは電話応対部門で、それぞれ日常業務で鍛えたスキルを競った。  開会式で、米司博専務は「厳しい地区予選と、昨日の最終予選を勝ち抜き、記念すべきグランドチャンピオンシップ第1回の決勝に進まれた皆さんに敬意を表したい。決勝戦でも、実力をいかんなく発揮し、頑張って欲しい」と激励。従来のチャンピオンシップに加え、今後、5年ごとにグランドチャンピオンシップを実施することを明らかにした。  選手を代表し、トレーラ部門の河辺勲選手(センコー千葉支店)と電話応対部門の地現由美選手(中国ピアノ運送広島支店)が「グローバルに事業を展開するセンコーグループの一員として、世界に誇る品質を築くため、正々堂々と戦うことを誓う」と宣誓。最終予選を勝ち抜いた選手と、敗者復活選を勝ち上がった選手による決勝戦がスタートした。  表彰式で、実行委員長を務めた福田泰久社長は「各部門とも、いつも以上にハイレベルな戦いで驚いた。海外選手や女性の活躍が目立ったことは素晴らしい」と健闘をたたえた。その上で、「物流現場では安全正確が第一。タイムトライアル競技が多かったが、安全性や正確さをもっと評価してもよいのでないか」と苦言を呈した。  各部門の入賞者は次の各氏。  〈4トン〉優勝=永井和馬(センコー埼玉主管支店)▽準優勝=ティーラポン・ラックサーパックディー(センコーロジスティクスタイランド)▽3位=下島達也(東京納品代行千葉支店)・松永和人(ランテック鹿児島支店)  〈11トン〉優勝=萩原匡欣(センコー厚木支店)▽準優勝=松下拓也(同東九州主管支店)▽3位=佐藤勝則(東北センコー運輸)・岩瀬泉(ランテック熊本支店)〈トレーラ〉優勝=河辺勲▽準優勝=大峰弘光(センコー東九州主管支店)▽3位=楠田敦士(同三重支店)・日野登司泰(同東九州主管支店)  〈カウンター〉優勝=黒木真世(センコー東九州主管支店)▽佐藤薫(同神奈川支店)▽3位=三国崇史(神奈川センコー運輸)・岡田泰治(センコー東九州主管支店)  〈リーチ〉優勝=河村公範(センコー岡山主管支店)▽準優勝=北野佑美子(同埼玉主管支店)▽3位=清沢淳一(東北センコー運輸)・板倉勇輝(センコーファッション物流)  〈電話応対〉優勝=酒井絵里(宮崎センコー運輸整備)▽準優勝=城山菜月(センコー情報システム)▽3位=坂田春菜(ランテック)(小菓史和) 【写真=フォークの繊細な操作感覚を競う「テープカット」】





本紙ピックアップ

トラ新法成立の軌跡㊤/坂本全ト協会長、一貫主導

 トラック運送事業での5年ごとの許可更新制や適正原価の義務化などを規定する「トラック事業適正化関連法」は、超党派の議員立法として衆院国土交通委員長提案で立案され、成立した。全日本トラック協会会長の坂本克己が一貫して主導し…

国交省、トラック新法施行へ整備

 国土交通省は、11日に公布された「トラック事業適正化関連法」の制度・体制の整備に向けた取り組みに着手する。改正貨物自動車運送事業法に基づく規定のうち、委託次数の制限と違法な白トラック(自家用自動車)を利用する荷主の取り…

NX総研調べ「24年問題」、荷主へ影響「ある」6割

 NX総合研究所(鈴木理仁社長、東京都千代田区)は13日、荷主企業を対象にした物流の「2024年問題」の影響調査結果を公表した。ドライバーの時間外労働の上限規制による影響の有無から、運賃の値上げやトラック確保の状況などを…

次期物流施策大綱、人口構造変化「考慮必要」

 国土交通省は13日、2026~30年度の総合物流施策大綱の策定に向けた検討会で、現行の大綱のKPI(重要業績評価指標)のうち、ドライバーの処遇改善や荷待ち時間の解消、モーダルシフトといった28項目について「目標達成に更…

オススメ記事

トラ新法成立の軌跡㊤/坂本全ト協会長、一貫主導

 トラック運送事業での5年ごとの許可更新制や適正原価の義務化などを規定する「トラック事業適正化関連法」は、超党派の議員立法として衆院国土交通委員長提案で立案され、成立した。全日本トラック協会会長の坂本克己が一貫して主導し…

国交省、トラック新法施行へ整備

 国土交通省は、11日に公布された「トラック事業適正化関連法」の制度・体制の整備に向けた取り組みに着手する。改正貨物自動車運送事業法に基づく規定のうち、委託次数の制限と違法な白トラック(自家用自動車)を利用する荷主の取り…

NX総研調べ「24年問題」、荷主へ影響「ある」6割

 NX総合研究所(鈴木理仁社長、東京都千代田区)は13日、荷主企業を対象にした物流の「2024年問題」の影響調査結果を公表した。ドライバーの時間外労働の上限規制による影響の有無から、運賃の値上げやトラック確保の状況などを…

次期物流施策大綱、人口構造変化「考慮必要」

 国土交通省は13日、2026~30年度の総合物流施策大綱の策定に向けた検討会で、現行の大綱のKPI(重要業績評価指標)のうち、ドライバーの処遇改善や荷待ち時間の解消、モーダルシフトといった28項目について「目標達成に更…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap