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大塚商会、西日本センター開設 拠点集約 出荷能力2倍

荷主

2016/07/14 0:00

 大塚商会は7日、8月に西日本物流センター(大阪市西淀川区)を開設する、と発表した。関西圏の受注拡大に対応するとともに、各地に点在していた既設拠点を集約。オフィスサプライ通販事業「たのめーる」のサービス拡充を図ったほか、IT(情報技術)機器関連商材の西日本エリアでのハブ機能を備えている。  新拠点は、阪神高速道路5号湾岸線の中島出口の至近にあり、国道43号や大阪市内に向かう主要道路の近くに位置する。地上4階建て、延べ床面積4万6千平方メートルで、耐震構造やネットワークの二重化など最新の事業継続計画(BCP)機能を備えている。  省人化や入出荷スピード向上とともに、最新鋭の物流システムを採用。入荷用コンベヤーラインを諸品保管棚付近まで設置したほか、全長3600メートルの搬送設備や、高さ調節機能付き自動梱包機、シャトルラック(高能力荷そろえ装置システム)などを備えたことで、出荷能力は旧センターの2倍に向上している。  また、環境面にも配慮し、全館に大塚商会が取り扱うLED(発光ダイオード)照明4200個を採用。年間で45万キロワット、二酸化炭素(CO2)換算で約230トンの削減を見込む。(佐々木健) 【写真=最新のBCP機能を完備(完成予想図)】





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