物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

GLP、茨城・五霞にマルチ型 国内最大級14万平米

産業

2016/06/06 0:00

 グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP、帖佐義之社長、東京都港区)は2日、茨城県五霞町に国内最大級となる延べ床面積14万平方メートルのマルチテナント(複数企業入居)型物流施設「GLP五霞」を建設する、と発表した。燃料備蓄基地を設け、災害時にはテナントにトラック用燃料を供給。GLPとしては茨城県内初の開発物件で、2017年5月に着工し、18年10月の竣工を目指す。  首都圏中央連絡自動車道(圏央道)・五霞インターチェンジ(IC)に隣接し、首都圏と北関東を結ぶ新4号国道にも近く、東日本の広域をカバーできる。周辺には食品や日用雑貨、化学工業品、自動車関連の工場が多く、需要を見込んでいる。  敷地面積8万5千平方メートル、鉄骨造り3階建てで、ダブルランプウェーにより各階への直接アクセスが可能。ワンフロアは1階が4万3千平方メートル、2・3階は3万9千平方メートルと、賃貸物流施設では最大規模で、効率的な運用が行える。  BCP(事業継続計画)対策の一環として、石油販売を手掛けるシューワ(矢野秀和社長、堺市中区)に委託し、敷地内に燃料備蓄基地を設置。災害時にテナントや近隣のGLP施設に燃料を供給する。トラック用燃料スタンドも設け、テナント向け販売を行う。  また、非常時には2・3階の車路を開放。住民1500人を収容する避難所とすることも検討している。(吉田英行) 【写真=災害に備え燃料備蓄基地を設置(完成予想図)】





本紙ピックアップ

大・中型自動車免許、「AT限定」26年度から

 警察庁は、大型自動車、中型自動車免許などで、オートマチック(AT)車限定免許を導入する方針を明らかにした。18日、道路交通法施行規則を一部改正する内閣府令案として公表。意見公募を経て公布する。トラック、バスでAT車の普…

環境省、新たな熱中症対策開始

 環境省は24日に「熱中症特別警戒情報」の運用を開始する。近年の気候変動の影響で気温が高くなり、熱中症による健康被害が急増していることから、2021年から気象庁と共同で「熱中症警戒情報」を発表してきた。より深刻な健康被害…

「シン・物流2法」審議、下請け構造是正に意見集中

 物流総合効率化法と貨物自動車運送事業法の改正案が衆院を通過し、18日の参院国土交通委員会(青木愛委員長)で斉藤鉄夫国交相が趣旨説明を行った。23日に参考人への意見聴取を行い、審議入りする。衆院では審議に10時間以上費や…

JR貨物/災害時輸送BCP対策、代行輸送強化へ官民一体

 日本貨物鉄道(JR貨物)は16日、災害時輸送障害時のBCP(事業継続計画)対策として、山陽線新南陽駅を拠点としたトラック・内航海運による代行輸送の強化と輸送障害の発生抑制に向けた取り組みをまとめた、と発表した。JR貨物…

オススメ記事

大・中型自動車免許、「AT限定」26年度から

 警察庁は、大型自動車、中型自動車免許などで、オートマチック(AT)車限定免許を導入する方針を明らかにした。18日、道路交通法施行規則を一部改正する内閣府令案として公表。意見公募を経て公布する。トラック、バスでAT車の普…

環境省、新たな熱中症対策開始

 環境省は24日に「熱中症特別警戒情報」の運用を開始する。近年の気候変動の影響で気温が高くなり、熱中症による健康被害が急増していることから、2021年から気象庁と共同で「熱中症警戒情報」を発表してきた。より深刻な健康被害…

「シン・物流2法」審議、下請け構造是正に意見集中

 物流総合効率化法と貨物自動車運送事業法の改正案が衆院を通過し、18日の参院国土交通委員会(青木愛委員長)で斉藤鉄夫国交相が趣旨説明を行った。23日に参考人への意見聴取を行い、審議入りする。衆院では審議に10時間以上費や…

JR貨物/災害時輸送BCP対策、代行輸送強化へ官民一体

 日本貨物鉄道(JR貨物)は16日、災害時輸送障害時のBCP(事業継続計画)対策として、山陽線新南陽駅を拠点としたトラック・内航海運による代行輸送の強化と輸送障害の発生抑制に向けた取り組みをまとめた、と発表した。JR貨物…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap