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千ト協、角田氏が会長昇格 過去最高93社入会

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2016/05/30 0:00

 【千葉】千葉県トラック協会(西郷隆好会長)は5月20日、理事会を開き、事業報告などを討議した。2015年度は、過去最高の93社が入会し、期末会員数は1822社と増加。一般社団法人移行後に始めた会員増員キャンペーンの効果によるもので、16年度も継続して加入促進を呼び掛ける。(高橋和平)  任期満了に伴う役員改選案では、西郷隆好会長(78)が退任、角田正一副会長(64、角田運送)が昇格する。副会長は、栁澤隆善氏(72、高陽運輸)が退任し、斎藤政雄(64、太平洋エクスプレス)、根岸俊夫(68、根岸運輸)の両理事を選出。理事には、鈴木喜光(鈴木運送)、水野浩利(水野運輸)、兼近肇(サンキュ・トランスポート・東日本)、浅野勝男(千葉通商)、榎本武晴(榎本運送)の各氏を新任する。  独自に展開する「千ト協事業用トラック総合安全プラン2009」の経過報告が行われた。15年度の取り組みは、ドライブレコーダー(DR)やデジタルタコグラフなどの安全機器の普及促進に加えて、新規施策として「セーフティドライバーズちば」の参加や夜間帯の安全速度励行、ヘッドライトの切り替え運動など、ドライバー向けの事故防止対策を促進。この結果、人身事故件数は650件(14年度比106件減)、死者数12人(7人減)と大幅に減少した。  安全プランでは、18年度までに人身事故発生件数を520件、死者数8人、飲酒運転数ゼロにすることを決めており、16年度も引き続き事故防止活動を推進する。  決算は交付金収入が7億2474万円、会費収入などは2億5804万円となった。14年度は補助全額が大幅に超過し近代化基金を取り崩したため、経常増減額が3280万円の赤字。一方、15年度は予算が適正に執行されたため、1540万円の黒字に転じた。  環境保全対策事業では、グリーン・エコプロジェクトの15年度活動実績を報告。参加事業者数18社、登録車両数336台、燃費改善率0.57%、交通事故件数削減率19.3%、交通事故の損害金額改善率は72.4%だった。  また、過去2年間にわたり検討されてきたサービスセンター建設検討特別委員会については、交通会館の方向性が定まらないため、長生研修所を閉鎖、売却し、習志野トラックステーションは廃止する。同委は習志野サービスセンター建設の検討が行われる17年度ごろまで中断することを決めた。  廃止事業では、セーフティハンドの作成、配布を挙げた。社会貢献活動の一環として、小学校の新入学児童に事故防止を目的に配っていたが、効果の可否が分かりづらく、作成費用も高額なことから撤廃することを決定した。【写真=事業報告などを討議】





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