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東ト協足立支部、レーサー抑え総合優勝 全日本エコドライブレースで

団体

2015/09/03 0:00

 8月24日に鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開催された全日本エコドライブチャンピオンシップ2015(全日本学生自動車連盟主催)で、東京都トラック協会足立支部(藤倉泰徳支部長)の会員で構成する「東ト協足立支部GEP(グリーン・エコプロジェクト)チーム」が、総合優勝を果たした。  プロレーサーらを抑えての、60チームの頂点。タイムと燃費で競う大会で、「緑ナンバー」として実践している高い運転技術と省燃費への取り組みを多方面にアピールした。  主要3メーカーのエコカー計3台を使い、それぞれの評価基準で燃費と消費電力、走行タイム、車庫入れ技術などをポイント化して競った。  東ト協は、GEP参加事業者から7チームを編成。総合優勝を成し遂げた東ト協足立支部GEPチームのメンバーは、吉本商一氏(51、八千代運輸)、藤倉氏(48、藤倉運輸)、鳥ノ海学氏(44、協同運輸)。総監督は山田正信氏(57、森田商運)が務めた。大会に向けてレーサー用のつなぎをそろえ、前日は伊勢神宮にお参り。「前夜祭」はほどほどに切り上げた。  レースでは、3人が皆ハンドルを握った。3回目の出場となる藤倉氏は、他の2人が運転した際に助手席でナビゲーターを務め、適切にアドバイスして総合優勝に大きく貢献した。  28日の取材に対し、藤倉氏は「運転のプロというだけではなく、環境に配慮した運転に日頃取り組んでいるということをアピールできた。来年は東ト協(大高一夫会長)のチームで表彰台を独占したい」と意欲。  吉本氏も「初めての出場だったが、上位を目指す意志を持って競技したことが大きかった。優勝は『大変なことをしてしまった』という感じ。普段、ドライバーにエコドライブをお願いしているので、社長自ら示せて良かった」と喜ぶ。また、鳥ノ海氏が「GEPの成果が出た。プロのレーサーたちがあぜんとしていた。トラック業界の存在、取り組みをPRできてうれしい」、山田氏は「チームワークの勝利。来年も優勝を目指す」と、それぞれ話した。(高橋朋宏) 【写真=総合優勝を果たした(左から)吉本氏、藤倉氏、鳥ノ海氏】





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