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東ト協、安全対策の徹底よびかけ 経営と研究で「二刀流」

団体

2015/04/09 0:00

 【東京】東京都内で事業用トラックが関与した交通死亡事故が急増――。東京都トラック協会(大高一夫会長)によると、1~3月に都内で発生した死亡事故のうち、会員事業者の関与が4件、うち第一当事者のものは2件に上る。前年同期は会員関与の死亡事故が1件も無かった。特に、小学生が犠牲になった第一当事者事故が相次いだことを重く受け止め、東ト協では、交差点などでの安全対策を再徹底するよう、会員に強く呼び掛けている。(田中信也)  「新入学の時期を前に非常に残念な事故が起こってしまった」――。2日、城東支部(鈴木健之支部長)が開いた運転者講習会で、運輸安全委員長を務める本部の江森東副会長(城東支部顧問)があいさつした。3月24日に江東区内で同支部の会員のドライバーが、地元の小学生を死亡させた事故を報告。「都内で交差点での事故が多発している。社会と共生するためにも、ドライバーの皆さんは『絶対に事故を起こさない』と肝に銘じて欲しい」と訴えた。  また、城東警察署の上野洋明署長が駆け付け、事故発生直後の現場の写真を見せるなど詳細を説明。交差点での一時停止と右左折確認の徹底とともに、事故の原因の一つとされる、助手席側下部の「セーフティーウインドー」を荷物などでふさいでいる状態を指摘し、「せっかく(死角が)見えるはずなのに見えなくしている。カーテンを付けているケースもあり、外して欲しい」と要請した。  鈴木支部長がドライブレコーダーの映像を交え、交差点事故などの防止策を講義するとともに「ほとんどの子供が交通ルールを分かっていないと認識し、我々大人が注意を払って欲しい」と呼び掛けた。  東京都内で1~3月に発生した事業用トラックによる死亡事故は13件で、前年同期比9件の増加。東ト協会員が関与した事故は4件の増加。3月10日に多摩市内で会員のトラックが、小学生の女児を交差点で死亡させる事故が発生したことを受け、警視庁が「憂慮する状況」として、同18日に東ト協に安全対策の徹底を文書で警告。東ト協は会員にこの内容を通知し、①セーフティーウインドーを着色フィルム、カーテン、手荷物などでふさがない②交差点右左折時は横断歩道手前で必ず一時停止し、指差し呼称を徹底――を指示したばかりだった。  東ト協は子供の交通事故防止を求める緊急要請文を全会員に送付したが、単なる要請にとどまらない実効性の高い対策が急務となっている。 【写真=「『絶対に事故を起こさない』と肝に銘じて欲しい」と呼び掛ける運輸安全委の江森委員長】





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