物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

プロロジス、茨城・古河でBTS型 今秋着工 国内では自社最大

産業

2019/01/28 0:00

 プロロジス(山田御酒社長、東京都千代田区)は22日、茨城県古河市でBTS(特定企業入居)型物流施設5棟で構成されるインダストリアルパークの開発に着手する、と発表した。敷地面積が17万5200平方メートルと、同社の国内開発実績では平場面積として過去最大。1棟当たり延べ床面積3万3千平方メートル程度を想定しており、今秋から順次着工する予定だ。  計画中の物流施設群は、「プロロジス古河プロジェクト」フェーズ2として開発。開発地の北東の隣接地には、フェーズ1としてBTS型物流施設3棟が稼働している。  予定地は、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)・五霞インターチェンジ(IC)から6キロの北利根工業団地内で開発。茨城県と都心部をつなぐ新国道4号からは至近に位置するほか、加須エリアからは10キロとアクセスしやすく、関東全域に加えて東日本における広域配送拠点として活用できる。  それぞれの施設は、医薬品や食品保管のための定温・冷蔵倉庫に対応したドックシェルターの装備、飲料等の重量物保管に応える床荷重、保管効率を高める有効天井高の設定、ランプウェー付きの多層階設計、免震構造などのニーズにも対応する。このほか、パーク内で働く人のための休憩スペースやコンビニエンスストアを備えた共用棟、給油所等の併設も検討しているという。  同社では「フェーズ2の開発により、フェーズ1の入居企業にとっても共用施設の利用、人員や保管スペースの相互融通など将来的なメリットが期待される」としている。(井内亨) 【写真=1棟当たり延べ床面積3万3千平方メートル程度を想定する古河プロジェクトフェーズ2(完成予想図)】





本紙ピックアップ

静岡・富士地区の紙製品輸送、「24年問題」対応行き詰まり

 静岡県の富士地区一帯で紙製品を運ぶトラック運送事業者が、「2024年問題」の対応策に行き詰まっている。紙製品輸送と、原料となる古紙の帰り荷の輸送を組み合わせ、長年にわたり効率的な業務サイクルを築いてきたが、時間外労働の…

国交省分析/国際海コン陸上運送事故、「ドライバー起因」8割

 国土交通省が、国際海上コンテナの陸上運送で2021~23年に発生した事故を分析したところ、8割がドライバー起因で、このうち6割が運転操作不良だったことが分かった。この結果を踏まえ、一層の徐行運転徹底や、コンテナトレーラ…

クロスマイル「上限規制1年」調査、残業「月10時間未満」最多

 X Mile(クロスマイル、野呂寛之社長、東京都新宿区)は3月28日、時間外労働の上限規制がドライバーに適用されて1年が経過するタイミングで、ドライバーの働き方や収入などの変化を調査した「クロスワークしごと白書」を公表…

三和エナジ―、石油製品卸をグループ化

 宇佐美鉱油(宇佐美智也社長、愛知県津島市)のグループ会社の三和エナジー(高松克行社長、横浜市港北区)は3月27日付で、石油製品の卸売や自社配送を行うオイルターミナル(北海道千歳市)の全株式を取得した。代表者は高松社長が…

オススメ記事

静岡・富士地区の紙製品輸送、「24年問題」対応行き詰まり

 静岡県の富士地区一帯で紙製品を運ぶトラック運送事業者が、「2024年問題」の対応策に行き詰まっている。紙製品輸送と、原料となる古紙の帰り荷の輸送を組み合わせ、長年にわたり効率的な業務サイクルを築いてきたが、時間外労働の…

国交省分析/国際海コン陸上運送事故、「ドライバー起因」8割

 国土交通省が、国際海上コンテナの陸上運送で2021~23年に発生した事故を分析したところ、8割がドライバー起因で、このうち6割が運転操作不良だったことが分かった。この結果を踏まえ、一層の徐行運転徹底や、コンテナトレーラ…

クロスマイル「上限規制1年」調査、残業「月10時間未満」最多

 X Mile(クロスマイル、野呂寛之社長、東京都新宿区)は3月28日、時間外労働の上限規制がドライバーに適用されて1年が経過するタイミングで、ドライバーの働き方や収入などの変化を調査した「クロスワークしごと白書」を公表…

三和エナジ―、石油製品卸をグループ化

 宇佐美鉱油(宇佐美智也社長、愛知県津島市)のグループ会社の三和エナジー(高松克行社長、横浜市港北区)は3月27日付で、石油製品の卸売や自社配送を行うオイルターミナル(北海道千歳市)の全株式を取得した。代表者は高松社長が…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap