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宮城ト協気仙沼支部、小学校に教材贈呈 交通安全わかりやすく

団体

2016/03/14 0:00

 【宮城】交通ルールを守り、安全な登下校を――。宮城県トラック協会の気仙沼支部(臼井真人支部長)は毎年、気仙沼市内の新入学児童へ交通安全教材を贈呈している。青年部(渡辺耕司部長)が中心になって取り組んでいる事業で、3日から配付(贈呈)が始まった。初日には気仙沼小学校(小野寺正司校長)で、贈呈式が行われた。  入学を機に、一人歩きを始める新入学児童の交通事故防止に役立ててもらおうと、9年前にスタート。ドライバーを含めた会員企業が毎月、空き缶や段ボール、タイヤホイールなどの廃品回収を行い、その収益金で教材を購入。入学前のこの時期に、青年部員が手分けして全小学校に配布している。  教材は「交通安全下敷き」と「交通安全パズル」のセット。イラストなどで身の回りの交通標識を分かりやすく説明。下敷きとして使用することで、自然に交通ルールを覚えてもらう取り組み。  気仙沼市内に小学校は17校あり、2016年度の新入学予定児童は約400人で、前年より30人ほど少ないという。  気仙沼小学校での贈呈式には、臼井支部長と渡辺部長ら青年部の3人が出席。トラック協会の交通事故防止や環境保全など、「社会との共生」を目指した取り組みを紹介した後、渡辺氏が「新入学児童の交通安全に役立てて欲しい」と入学予定児童34人分の教材セットを手渡した。これに対して、代理で受け取った糟谷明洋主幹教諭は「交通事故が起きないよう、しっかりと指導したい。有効に活用させていただく」と謝意を述べた。(黒田秀男) 【写真=贈呈文を読み上げる渡辺部長と同行した臼井支部長(左から2人目)ら】





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