物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

ゼンリンなど、浪江町で貨客混載実証 オンデマンド交通に導入

産業

2021/12/27 16:50

 ゼンリンは21日、2022年1月7日から1カ月間、福島県浪江町で貨客混載とオンデマンド配車サービスを組み合わせた実証を開始する、と発表した。人とモノの移動ニーズをマッチングさせて物流と旅客輸送の効率化を検証する取り組みで、日産自動車、イオン東北(辻雅信社長、秋田市)、日本郵便東北支社(小野木喜恵子支社長、仙台市)、長大(野本昌弘社長、東京都中央区)の4社と共同で実施する。
 2月に締結した協定に基づいて始めた無料オンデマンド交通の実証実験「なみえスマートモビリティ」のサービス第2弾。今回は避難解除区域を含む同町全域に対象地域を拡大し、買い物支援の一環としてイオン浪江店(浪江町)の商品を配送する。
 町中心エリアは当日中にサービス車両が直接自宅まで、周辺部は郵便局まで運送し、翌日に日本郵便が配達する。料金は無料で、スマートフォンまたは町内に7カ所ある「デジタル停留所」で予約できる。
 運行車両は3台で、町中心部は月曜から土曜まで、周辺部は毎日予約を受け付ける。(原田洋一)





本紙ピックアップ

愛媛/傭車費用急上昇、「運賃1.5倍」元請けに要請

 「2024年問題」が本番に入ったことを示すように、傭車費用が急上昇している。運賃の設定基準は一律ではなく金額も様々だが、愛媛県の元請運送会社が1.5倍に近い値上げを協力会社から要請されたケースもある。標準的な運賃には遠…

輸出航空貨物23年度18%減、統計開始以来「最低水準」

 航空貨物運送協会(JAFA、岡本宏行会長)がまとめた2023年度の航空貨物輸出量(混載)は、22年度比18.2%減の75万9419㌧だった。JAFAが統計を始めた1998年以降、最低の水準を記録した。新型コロナウイルス…

ヒサマツHD/セパレートボディー、車両ラインアップ追加

 ヒサマツホールディングス(久松孝治社長兼CEO=最高経営責任者、大阪市阿倍野区)は、自社グループで展開する「セパレートボディー」事業で、平ボディー車をラインアップに加えるなど、対応可能な車両の幅を広げている。冷凍車両の…

NX総研/国内貨物輸送量見通し24年度、経済低迷続き0.6%減

 NX総合研究所(田中博之社長、東京都千代田区)は18日、2024年度国内貨物輸送量の見通しの改訂値を発表した。総輸送量は前年度比0.6%減の41億1780万㌧となる。消費関連や生産関連貨物は回復傾向を示すものの、物価や…

オススメ記事

愛媛/傭車費用急上昇、「運賃1.5倍」元請けに要請

 「2024年問題」が本番に入ったことを示すように、傭車費用が急上昇している。運賃の設定基準は一律ではなく金額も様々だが、愛媛県の元請運送会社が1.5倍に近い値上げを協力会社から要請されたケースもある。標準的な運賃には遠…

輸出航空貨物23年度18%減、統計開始以来「最低水準」

 航空貨物運送協会(JAFA、岡本宏行会長)がまとめた2023年度の航空貨物輸出量(混載)は、22年度比18.2%減の75万9419㌧だった。JAFAが統計を始めた1998年以降、最低の水準を記録した。新型コロナウイルス…

ヒサマツHD/セパレートボディー、車両ラインアップ追加

 ヒサマツホールディングス(久松孝治社長兼CEO=最高経営責任者、大阪市阿倍野区)は、自社グループで展開する「セパレートボディー」事業で、平ボディー車をラインアップに加えるなど、対応可能な車両の幅を広げている。冷凍車両の…

NX総研/国内貨物輸送量見通し24年度、経済低迷続き0.6%減

 NX総合研究所(田中博之社長、東京都千代田区)は18日、2024年度国内貨物輸送量の見通しの改訂値を発表した。総輸送量は前年度比0.6%減の41億1780万㌧となる。消費関連や生産関連貨物は回復傾向を示すものの、物価や…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap