物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

JR東など、都内初ドローン食品配送実験

プレスリリース

2021/11/15 18:31

2021 年 1 1 月 1 1 日

東日本旅客鉄道株式会社
K D D I 株式会 社
株式会社ウェザーニューズ
Terra Drone 株式会 社
日 本 航 空 株 式 会 社


都内初、ドローンによる有人地帯でのフードデリバリーの実証実験を
ウォーターズ竹芝で 11 月 20 日に実施

~レベル 4 飛行やアフターコロナの物流変革を見据えたビジネスモデルを検討~

〇東日本旅客鉄道株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:深澤 祐二、以下 JR 東日本)、KDDI株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:髙橋 誠、以下 KDDI)、株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長:草開 千仁)、Terra Drone 株式会社 (本社:東京都渋谷区、社長:徳重 徹) 、日本航空株式会社 (本社:東京都品川区、代表取締役社長:赤坂 祐二)は、東京都の公募に対して提案した「東京都におけるドローン物流プラットフォーム社会実装プロジェクト」(注 1)に基づき、フードデリバリーサービスの実証実験を 2021 年 11 月 20 日に実施します。


○ドローンを活用した業務の自動化や省人化など業務効率化への期待が高まっている物流分野において、2022 年度を目途に制度整備を予定される「有人地帯における補助者なし目視外飛行 (レベル 4 飛行)」を見据え、都内で初めて有人地域での実証実験を実施します。
○アフターコロナにおける物流変革を見据えたビジネスモデル検討として、「未来をイメージできるエンターテインメント型フードデリバリー」をコンセプトに、ウォーターズ竹芝の施設内で調理したメニューを、同広場および浜離宮恩賜庭園(以下浜離宮)の水上バス発着場までドローンで運びます。

https://www.jreast.co.jp/press/2021/20211111_ho01.pdf


1.実証概要


(1) 内容
①ウォーターズ竹芝内での輸送
ウォーターズ竹芝のシアター棟 4 階テラスから同施設内広場までの飛行ルートを設定してドローンの
自律飛行により料理を運び、お客さま(注 2)に召し上がっていただく輸送実験を実施します。
②ウォーターズ竹芝から浜離宮への輸送
テラスから約 700m 離れた浜離宮の水上バス発着場への輸送実験を実施します。海上を経由すること
で配送時間を短縮し、料理を温かいままお届けするサービスの実現を目指します。


(2) 本実証における検証項目
①配送スピード
料理を温かいままお届け可能かを検証します。
②エンターテインメント性
ドローンで食事が運ばれることで、お客さまが到着を待つ時間も楽しくなるようなエンターテインメ
ント性を評価します。

(3) 実施日時・場所・飛行ルート

(4) 予約から受け取りまでの流れ

※予約、受け取り・食事はウォーターズ竹芝内での輸送のみ実施。

[事前]①WEB で予約 [当日]②会場で待機 ③ドローンで配送 ④受け取り・食事

(5) 協力企業
ウォーターズ竹芝(一般社団法人竹芝タウンデザイン)、株式会社アトレ、日本ホテル株式会社、株式
会社 ACSL


【参考】協力店舗・提供料理


その他、詳細は各 Web サイトをご参照ください。
・予約・商品について https://www.jreast.co.jp/info/2021/20211022_ho01.pdf
・アトレ竹芝 https://atre-takeshiba.jp/
・シェフズ・シアター(Chef’s Theatre)https://www.mesm.jp/restaurant/chefs_theatre.html


2.ドローン詳細
機体名: ACSL-PF2
機体の特長・スペック:純国産。国内・海外で導入実績があり、多くの物流実証を行っている機体。


3.背景と今後の展開
JR 東日本と KDDI は、2020 年 12 月より品川開発プロジェクトをコアとした、空間を越えたあたらし
い”くらし”を実現する「空間自在プロジェクト」を推進しています。品川開発プロジェクトは、JR 東日
本が「100 年先を見据えた心豊かなくらしづくり」を目指し、2024 年度のまちびらき(第Ⅰ期)に向け
て推進している事業です。
今回のドローンによるフードデリバリー実証をはじめ、都市部に働く人・住む人・訪れる人にあたらし
い”くらし”を提供できるよう、品川開発プロジェクトでの実装も見据えて、さまざまなパートナーの皆さ
まと連携し、引き続き実証を重ねていきます。
https://kukanjizai.com/

(注 1)「ドローンを活用した物流サービス等のビジネスモデル構築に関するプロジェクト」
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/07/08/01.html
(注 2) 参加者募集に事前に応募・予約いただいた近隣住民のお客さまに、当日お越しいただきます。


以 上

プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。





本紙ピックアップ

公取委と中企庁、研究会発足

 公正取引委員会と中小企業庁は、サプライチェーン(SC、供給網)全体での適切な価格転嫁の取引環境実現に向けた官民の検討を開始した。現状の買いたたき規制の執行強化に加え、下請代金支払遅延等防止法(下請法)の改正を視野に、「…

北海道半導体人材育成推進協、物流課題調査へ検討会

 北海道で半導体関連産業の基盤強化を目指す「北海道半導体人材育成等推進協議会」は、関連する物流課題を調査するとともに、専門の検討会を設ける。秋ごろをメドに初会合を開き、年度内に現状の課題と対応策を整理する。18日、札幌市…

ヤマトオートワークス、事業者の最適稼働に貢献

 ヤマトオートワークス(金井宏芳社長、東京都中央区)は「稼働を止めない」を掲げ、物流・運送事業者のアセットの最適稼働に貢献している。整備計画や実績はデジタルデータで顧客と共有し、営業担当が顧客を月1回訪問して掛かったコス…

北陸道開通後/NEXCO調べ、農水産品の輸送量8倍

 中日本高速道路と東日本高速道路のNEXCO2社が19日発表した北陸自動車道に関する調査によると、部分開通された1972年から50年で、北陸から全国に向けた農水産品の輸送量が8倍に増えたことが分かった。新潟、富山、石川、…

オススメ記事

外国人労働者雇用、「社会全体の適応」重要

 人手不足を背景に、外国人労働者の採用が増えている。永住権のある外国人の採用をはじめとした従来の雇用の枠組みに加え、外国人在留資格の「特定技能制度」に自動車運送業が追加されるなど、様々な背景の外国人労働者が活躍できるよう…

公取委と中企庁、研究会発足

 公正取引委員会と中小企業庁は、サプライチェーン(SC、供給網)全体での適切な価格転嫁の取引環境実現に向けた官民の検討を開始した。現状の買いたたき規制の執行強化に加え、下請代金支払遅延等防止法(下請法)の改正を視野に、「…

北海道半導体人材育成推進協、物流課題調査へ検討会

 北海道で半導体関連産業の基盤強化を目指す「北海道半導体人材育成等推進協議会」は、関連する物流課題を調査するとともに、専門の検討会を設ける。秋ごろをメドに初会合を開き、年度内に現状の課題と対応策を整理する。18日、札幌市…

ヤマトオートワークス、事業者の最適稼働に貢献

 ヤマトオートワークス(金井宏芳社長、東京都中央区)は「稼働を止めない」を掲げ、物流・運送事業者のアセットの最適稼働に貢献している。整備計画や実績はデジタルデータで顧客と共有し、営業担当が顧客を月1回訪問して掛かったコス…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap