物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

フジテックス、自立走行搬送ロボの代理店契約

プレスリリース

2021/11/08 18:15

2021年11月 2日

株式会社フジテックス(本社:東京都新宿区)は、自律走行搬送ロボットOTTOを提供するClearpath Robotics社(本社:カナダ オンタリオ州)との販売代理店契約を締結しました。

■製品の開発背景と目的

コロナ禍でさまざまな非対面・非接触での荷物受取サービスは普及してきています。調剤薬局ではオンライン診療も始まり、オンラインでの服薬指導も解禁され、非対面でも受け渡しが可能となりました。
フジテックスは昨年秋より非対面受け渡し用のスマートロッカー取り扱いを開始。
このたび、タカラ薬局 福大筑紫病院前にてクレジットカード決済機能を搭載した非対面式受け渡しロッカーを9月より運用開始しました。お薬の受け取りに決済機能付きロッカー導入は業界初となります。
服薬指導後、スマートフォンにQRコードと暗証番号が通知されます。受取時は通知されたQRコードをロッカーにかざすか、暗証番号を入力することでお薬を受け取ることができます。

■契約締結の背景と目的

近年、製造業、物流業において課題となっている人手不足問題が深刻となっており、その課題を解決するための製造工程や物流工程における搬送業務の自動化による効率性向上、生産性の向上が求められています。フジテックスでは、これまで自動搬送ロボットの導入支援実績を持っており、OTTOのロボットによる国内の搬送業務の自動化支援による生産性向上を推進いたします。

■自律走行搬送ロボットOTTOの説明

OTTOは、製造工場や倉庫内で使用する自律型移動ロボットのリーディングカンパニーです。自動車、消費財、食品、エレクトロニクスなどの企業が、OTTOの搬送ロボットを導入し、安定性の高いサプライチェーンを構築しています。 自律走行搬送ロボットOTTOシリーズは、従来のAGVのような専用のレールや通路を確保する工事などは必要なく、センサー技術によって、人や障害物を認識した上で避けて走行。フロアのレイアウト変更、封鎖されている通路や各種設備をリアルタイムで認識し、荷物を搬送するための最適なルートを自動調整します。

OTTOシリーズには最大積載量150kgの「OTTO100」と最大積載効率1,250kgの「OTTO750」と、最大積載量1,900kgの「OTTO1500」の3種類があります。小型搬送用の「OTTO100」にはシェルフやカートとの連結搬送が可能。大型搬送用の「OTTO750」「OTTO1500」にはパレットやコンベアを連結させることでさまざまな場面や用途で活用することができます。

◇大型搬送用ロボット OTTO750 / OTTO1500
OTTO750は最大積載量1,250kg、OTTO1500は最大積載量1,900kgの大型搬送ロボットです。パレットやラック、コンベアなどの高重量にも耐えられるよう設計された、頑丈な自律走行搬送ロボットです。

◇小型搬送用ロボット OTTO100
OTTO100は、最大積載量150kgの小型搬送ロボットです。オリコンや、カートなどの小型のものを運搬できるように設計された自律走行搬送ロボットです。

■自律搬送ロボットOTTOの特徴

● コスト削減
人手による作業を自動化と標準化し、国内で大きな課題である人手不足の問題を解決します。

● スモールスタートが可能
お客様の生産工程や工場・倉庫の課題や環境に応じて導入することができ、ロボット導入1台からのスモールスタートも可能です。

● 安全性の向上
OTTOの自律走行搬送ロボットは高性能なセンサー技術による安全性を確保します。

● ロボット導入のための工事が不要
旧来の自動搬送ロボット(AGV)は走行する通路に電磁テープなどを張る工事が必要でしたが、OTTOはセンサー技術により障害物や人を検知し動的に回避し、経路をロボット自身がその時々の状況に応じて通路を決めて走行します。

● 照明と音声による動作案内
ウインカーランプ、ブレーキランプの他、可聴音を出してロボットがどこに向かうかを周囲の作業者は認識することができます。

● 耐久性の高い構造
頑丈で耐久性のある優れた強固な構造により、多様な環境で動かすことができます。

● ロボットによる自動充電
OTTOのロボットは充電が減ってきた適切なタイミングで自動的に充電器に入り、短時間で充電を行うことで、稼働時間を最大化します。

● インターフェース設定(OTTO750 / OTTO1500)
お客様の要望に応じ、コンベアアタッチメントなど、カスタマイズによる荷物の運搬も可能です。

■製品詳細について

WEBサイト「物流倉庫プランナーズ」よりご覧ください
https://lplanners.jp/products/otto/

■自律走行搬送ロボットOTTOに関するお問い合わせ

株式会社フジテックス 物流ロボティクス事業部(担当:半澤・妻木)
お問い合わせフォーム: https://lplanners.jp/contact/
E-Mail       : info@lplanners.jp
TEL         : 0120-004-844

プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。





本紙ピックアップ

ジャパンモビリティショー開幕、環境対応「実証→実用」

 商用車の環境対応が「実証」から「実用」へと移行している。日本自動車工業会(片山正則会長)主催の「ジャパンモビリティショー2025」が10月30日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕した。トラックメーカーなど各社は、…

国交省と公取委、合同荷主パトロール

 国土交通省と公正取引委員会は、大規模合同荷主パトロールを東京都で10月28、29の両日に行った。全国のトラック・物流Gメンが、大企業の本社の44%が集中し、地方に本社を置く荷主の主要支店も数多く立地する東京に集結した。…

近大病院・医学部移転、日通が輸送全体を管理

 近畿大学医学部の附属病院、近畿大学病院が大阪狭山市から堺市南区に移転するのに当たり、日本通運(竹添進二郎社長、東京都千代田区)が輸送の全体管理を務めた。医学部も移転する大規模な引っ越しだったものの、与えられた期間は8月…

京葉流通倉庫、出版効率化へPOD印刷

 京葉流通倉庫(箱守和之社長、埼玉県戸田市)は、書籍の在庫管理だけでなく、プリント・オン・デマンド(POD)による印刷業務も自社で手掛けている。倉庫会社として培ってきた在庫管理のノウハウを生かし、在庫数が一定数を下回ると…

オススメ記事

ジャパンモビリティショー開幕、環境対応「実証→実用」

 商用車の環境対応が「実証」から「実用」へと移行している。日本自動車工業会(片山正則会長)主催の「ジャパンモビリティショー2025」が10月30日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕した。トラックメーカーなど各社は、…

国交省と公取委、合同荷主パトロール

 国土交通省と公正取引委員会は、大規模合同荷主パトロールを東京都で10月28、29の両日に行った。全国のトラック・物流Gメンが、大企業の本社の44%が集中し、地方に本社を置く荷主の主要支店も数多く立地する東京に集結した。…

近大病院・医学部移転、日通が輸送全体を管理

 近畿大学医学部の附属病院、近畿大学病院が大阪狭山市から堺市南区に移転するのに当たり、日本通運(竹添進二郎社長、東京都千代田区)が輸送の全体管理を務めた。医学部も移転する大規模な引っ越しだったものの、与えられた期間は8月…

京葉流通倉庫、出版効率化へPOD印刷

 京葉流通倉庫(箱守和之社長、埼玉県戸田市)は、書籍の在庫管理だけでなく、プリント・オン・デマンド(POD)による印刷業務も自社で手掛けている。倉庫会社として培ってきた在庫管理のノウハウを生かし、在庫数が一定数を下回ると…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap