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出版業界、適正原価義務化に危機感 運賃高騰なら教科書すら運べぬ

産業

2025/10/24 2:40

 出版・印刷・製本・取次・書店業界が、トラック新法で規定され3年以内に施行される、運賃・料金の適正原価の義務化に危機感を強めている。出版不況の下、多くの出版社は出版物の大幅な値上げに踏み切れず、出版物関係の運賃は他業界と比べて低水準にある。「低い運賃」が出版物物流を支えているのが実状で、取次大手トーハン(川上浩明社長、東京都新宿区)の田仲幹弘副社長は「(適正原価の水準によっては)教科書すら運べなくなる」と訴える。(高橋朋宏)

東ト協の出版物関係輸送懇談会で出版物輸送の現状や課題について意見交換




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