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ニチレイロジ、持続可能な物流基盤強化 次世代輸配送システムで長距離運行を抑制

物流企業

2025/06/24 2:40

 ニチレイロジグループ本社(嶋本和訓社長、東京都千代田区)では、冷凍食品市場の伸長と、運べなくなるリスクの増大に対応するために、持続可能な物流基盤の更なる強化・拡大を推し進める。次世代輸配送システム「SULS(サルス)」を有効打の一つに据えるとともに、冷凍食品の需要増に伴い消費地に近い低温倉庫(FDC=フロントディストリビューションセンター)の庫腹が切迫していることなどを受け、MDC(マザーディストリビューションセンター)のスキームを外販向けにも提案していく。(澤田顕嗣)

次世代輸配送システム「SULS」対応車両㊨と10㌧車(ニチレイロジ東海名古屋みなと物流センター)




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