政府備蓄米放出、倉庫業者に前例ない苦境 保管料逸失&買い戻し不透明
物流企業
行政
2025/05/23 3:10
倉庫業者が前例のない苦境に立たされている。3月から始まった政府備蓄米の放出は4月までに31万㌧の入札が行われ、7月ごろまで毎月継続する方針が示された。しかし、コメの価格は高止まり状態が続いている。単純計算で1カ月当たり2億3千万円超にも及びそうな保管料の逸失に、倉庫業者から悲鳴が上がる。放出した備蓄米は原則1年以内に同じ量を買い戻す条件となっていたが、今月16日に農林水産省はこれを「5年以内」に変更することを発表。それ以上の期間の延長も示唆される中、代替貨物の確保も難しい。(特別取材班)

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