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中日本高速/広域システム障害、6月までにマニュアル策定 課金に必要なデータ 自動配信時に破損 大口多頻度割利用事業者 自己申告「無理がある」 協組など対応苦慮

産業

2025/04/15 2:40

 中日本高速道路が管轄する高速道路で6日に発生した大規模なETCシステム障害では、各インターチェンジ(IC)付近で渋滞に絡む事故が発生するなど、社会インフラシステムのトラブルに対する脆弱(ぜいじゃく)性が改めて露見した。正常に課金されなかった利用者には、ウェブサイトの専用ページから自己申告による支払いを求めているが、大口・多頻度割引の運用事業者も、今後支払い作業に追われる可能性があるなど困惑が広がっている。中野洋昌国土交通相は、高速道路3社による有識者委員会を立ち上げるよう、中日本高速の縄田正社長に指示。6月までに料金所の対応や料金徴収などの運用といった広域的なシステム障害を想定した危機対応マニュアルをまとめる。(奥出和彦、吉田英行、田中信也)

「高速道路利用のお客さま、関係者の皆さまに多大なるご迷惑をお掛けした」と縄田社長㊨




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