運送事業「許可更新制」㊦、一気呵成に新法成立へ　流れ見据えて「一発勝負」　アナウンス効果に期待

　全日本トラック協会の坂本克己会長は、トラック運送事業の許可更新制の創設と適正運賃・料金の収受に向けて構想する新法について、物流の「2024年問題」に対する政府の危機感と国民の理解が冷めないうちに一気呵成（かせい）に成立を目指す考えだ。ただ、少数与党で迎える24日開会の通常国会は混乱が予想されるなど、実現へのハードルは高い。（田中信也）