物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

環境省と経産省、排出量取引の課題議論 先物・デリバティブも 市場取引を活性化へ

行政

2024/08/27 2:30

 環境、経済産業の両省は21日、GX(グリーントランスフォーメーション)実現に向けた排出量取引制度の検討に資する法的課題研究会(高村ゆかり座長、東京大学未来ビジョン研究センター教授)を開催した。二酸化炭素(CO2)排出削減と経済成長の両立を目指すGX政策の中で、排出量取引制度は、GX経済移行債を財源とする20兆円の先行投資資金を経済活動へ広く還流するための社会経済上の仕組みを目指す。研究会では憲法から行政法、民事法など既存の法的枠組みの中で、排出権取引をどのように位置付け、市場参加者を保護できるか、課題の洗い出しを進めている。(佐々木健)





本紙ピックアップ

通信型デジタコ推進協設立

 通信型デジタル式業務・運行記録計等推進協議会(BODC、鈴木正秀代表理事)は2日、設立総会を開いた。通信型も含め、デジタルタコグラフの普及促進を図る業界団体が設立されるのは初めて。安全運行や法令順守のための労働・拘束時…

24年度補正予算案/物流関係、拠点整備・航空シフト支援

 政府は11月29日に閣議決定した2024年度補正予算案のうち、国土交通省関係で2兆2478億円を計上した。物流関係では、自治体などによる物流拠点の整備や、航空機を使ったモーダルシフトに対する支援制度を新設する方針。高速…

キャリテック、外販比率高め事業拡大

 三菱食品グループのキャリテック(岩田秀和社長、東京都文京区)は、足元の厳しい事業環境を「物流の機会」と捉え、業容の拡大に乗り出している。新たな商機を確実に手中に収めるため、人の確保と定着を図る施策を多面的に展開。協力会…

JUIDA、平時から支援体制整備

 日本UAS産業振興協議会(JUIDA、鈴木真二理事長)は、能登半島地震での災害支援活動を踏まえ、平時から災害の発生を想定した情報共有や訓練を実施する災害支援体制を年明けにも整備する。11月29日に東京都で開催した「JU…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap