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大型車/車輪脱落事故増、「右ねじ化」原因でない 国交省・自工会 調査結果を開示 軸力不足が共通要因 「ISO=脱落」「JIS=折損」 「適切な点検・整備」責務

団体

行政

2024/03/08 2:50

 大型車のタイヤ(車輪)脱落による人身事故が相次いでいる。発生件数が年々増え続ける中、ホイール・ナットの締め付け方向が日本産業規格(JIS)方式から国際標準化機構(ISO)方式に変更されたことによる「左側車輪の右ねじ化」が要因と指摘する声はトラック運送事業者に根強い。こうした中、国土交通省は、従来のJIS方式でも左後輪の脱落が多い傾向にあるとする調査結果を開示。日本自動車工業会(片山正則会長)は、両方式とも左後輪の締め付け力(軸力)の不足が共通要因とし、交換作業後の「増し締め」と、ねじ部へのオイル塗布の徹底が不可欠と強調している。 (田中信也)

JIS方式の車輪脱落事故の位置別内訳




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