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内陸型CRU、CT待機減&中継輸送活用 「東京港-東北方面」定着へ 短距離化で運賃低下懸念

物流企業

2024/01/02 0:40

 ドライバーの時間外労働の上限規制適用が始まるのを前に、東京港を使う海上コンテナを輸送する運送事業者の間でコンテナラウンドユース(CRU)の取り組みが注目を集めている。以前からある仕組みだが、東京港のコンテナターミナル(CT)前の長時間待機への対応策として力を入れ始めた事業者も多い。内陸拠点により輸送距離が短縮され、運賃低下への懸念の声がある一方、東京港-東北方面の長距離輸送に対応した仕組みを提案する事業者もいる。CRUを巡る現状と課題を探った。(佐々木健、谷本博、吉田英行)

2万1200平方㍍のコンテナ置き場を持つ青伸産業運輸の古河ICD




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