物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

徳島港湾荷役、大規模倉庫が来月稼働 1万6000平米 車載電池の輸入原料保管 津波対策で2㍍かさ上げ 危険物むけも今秋メド着工

物流企業

2023/06/02 0:10

 【徳島】徳島港湾荷役(端村圭社長、徳島市)が徳島小松島港の赤石地区に建設していた赤石倉庫E棟が7月に完成し、稼働する。平屋建てで、床面積が1万6600平方㍍と、同社が運営する18棟の倉庫(県からの賃借倉庫含む)の中で最大規模。車載用電池の輸入材料を主に保管するが、南海トラフ地震で発生する最大クラスの津波の浸水を想定して床面の高さを海抜2㍍にかさ上げしており、荷主のBCP(事業継続計画)をサポートする拠点として幅広い荷物を開拓していく。(江藤和博)

荷主のBCPをサポートする拠点として幅広い荷物を開拓していく(赤石倉庫E棟)




本紙ピックアップ

消防庁、危険物倉庫規制を緩和へ

 電気自動車(EV)やモバイル機器などで利用されるリチウムイオン蓄電池の需要が高まる中、一般倉庫でも消火設備などの要件を満たせば、保管できるようになる方向だ。倉庫業者からは大規模貯蔵ニーズに対応できると歓迎の声が聞かれる…

岸田首相、トラ事業者視察

 岸田文雄首相は、「2024年問題」などトラック運送事業が直面する課題に対応するため、近く物流関係閣僚会議を開き、「物流革新緊急パッケージ」を取りまとめる考えを明らかにした。また、適正運賃の収受に向け、標準的な運賃や燃料…

長距離フェリー/トラック航送8月、30カ月ぶり前年割れ

 長距離フェリーのトラック航送実績が、30カ月ぶりに前年同月を下回った。日本長距離フェリー協会(尾本直俊会長)がまとめた8月の実績は、前年同月比6%減の10万3454台。12区間別で見ると9区間で落ち込み、特に北海道―本…

中国の日本産水産物「輸入停止」、ホタテ輸出が大きく減少

 中国政府が日本産水産物の輸入を禁止したことで、物流事業者の経営にも影響が広がり始めている。特に、中国向けで人気の高かったホタテ貝は輸出量が大きく減少。生産量全国トップの北海道では、荷動きの停滞や倉庫スペースの逼迫(ひっ…

オススメ記事

消防庁、危険物倉庫規制を緩和へ

 電気自動車(EV)やモバイル機器などで利用されるリチウムイオン蓄電池の需要が高まる中、一般倉庫でも消火設備などの要件を満たせば、保管できるようになる方向だ。倉庫業者からは大規模貯蔵ニーズに対応できると歓迎の声が聞かれる…

岸田首相、トラ事業者視察

 岸田文雄首相は、「2024年問題」などトラック運送事業が直面する課題に対応するため、近く物流関係閣僚会議を開き、「物流革新緊急パッケージ」を取りまとめる考えを明らかにした。また、適正運賃の収受に向け、標準的な運賃や燃料…

長距離フェリー/トラック航送8月、30カ月ぶり前年割れ

 長距離フェリーのトラック航送実績が、30カ月ぶりに前年同月を下回った。日本長距離フェリー協会(尾本直俊会長)がまとめた8月の実績は、前年同月比6%減の10万3454台。12区間別で見ると9区間で落ち込み、特に北海道―本…

中国の日本産水産物「輸入停止」、ホタテ輸出が大きく減少

 中国政府が日本産水産物の輸入を禁止したことで、物流事業者の経営にも影響が広がり始めている。特に、中国向けで人気の高かったホタテ貝は輸出量が大きく減少。生産量全国トップの北海道では、荷動きの停滞や倉庫スペースの逼迫(ひっ…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap