活発化するCN対応㊤、CO₂排出量を可視化　計算ツール公開など モーダルシフト推進　荷主の関心が急激に高まる　利用・製造 BDFに再び注目

　地球温暖化問題といった環境意識の高まりを受け、政府は2050年までにカーボンニュートラル（CN、温暖化ガス排出量実質ゼロ）を達成するという目標を打ち出した。荷主の二酸化炭素（CO₂）排出量を可視化して、長距離輸送のモーダルシフトに取り組む動きが大手運送事業者で進む一方、中小でも代替燃料の製造・輸出に着手する事業者が登場するなど、物流業界でCNへの対応をビジネスチャンスと捉える動きが広がっている。（特別取材班）