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中小企業「23年問題」、割増賃金率引き上げ目前 新体系や雇用形態模索 「業界変革の1年」なるか 月60時間超で25%→50% 24年問題むけ残業時間減 「完全歩合制」導入検討も

物流企業

2023/01/10 3:00

 物流業界では、トラックドライバーの時間外労働の上限規制適用に伴う「2024年問題」に注目が集まるが、中小企業に対する月60時間超の残業分の割増賃金率引き上げについても、4月からと目前に迫っている。この「2023年問題」に向け、早い段階から荷主と協議し対応済みの事業者がいる一方、これを機に完全歩合制の賃金体系への移行を検討するケースもある。コンプライアンス(法令順守)の問題から導入のハードルは高いものの、新たな賃金体系や雇用形態の模索など業界の変革に向け、23年度が重要な一年になりそうだ。(特別取材班)





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