物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

倉庫ひさし「建築面積算入」緩和、荷役作業環境が向上 「敷地境界に空き地」条件 固定資産税に影響せず 設計「雪の重さ考慮を」

物流企業

2022/12/13 2:40

 建築基準法施行令の改正により物流施設のひさしを伸ばしやすくなることを受け、物流事業者からおおむね好意的な声が上がっている。国土交通省は2023年4月から、建ぺい率算定時に建築面積から除外するひさしの長さを5㍍まで認める方針で、実現すれば、これまで保管面積を優先せざるを得なかった倉庫業者や物流施設ディベロッパーがひさしの長さを延長する動きが出てくるとみられる。既に設計・施工会社には問い合わせが来ており、倉庫業者からは「雨天時などの荷役作業環境の向上につながる」といった声が聞かれる。一方で、ひさしを長くすると雪の荷重が大きくなるため、「積雪の多い地域では雪の重さを考慮した設計が必要」といった指摘も出ている。(園川萌子、辻本亮平、原田洋一)

ひさし延長により荷役作業の環境改善が期待されている




本紙ピックアップ

丸東、ソーラーパネル再資源化

 丸東(西山由美子社長、福島県富岡町)は使用済みソーラーパネルを資源に変えるリサイクル事業に参入する。時代のニーズを先取りし、環境に配慮した取り組みを目指したもので、同社の7年越しの計画が実現。4日、粉砕処理施設「ソーラ…

小山企業、共配支援システム開発

 小山企業(小山嘉一郎社長、埼玉県戸田市)は、共同配送事業者支援システム「KDS」を開発し、既存の共配への参加荷主拡大に動き出している。ドライバーはスマートフォンで納品先の情報を確認できるだけでなく、受け取りサインの保存…

九州商運、福利厚生を充実

 九州商運(中川寛茂社長、福岡市東区)は、ドライバーの福利厚生に力を入れている。本社社屋の増築に伴い、未明からでも従業員が休憩できるカフェテリアを整備。更に、長時間運転の疲れを癒やす整体サービスも受けられるようにした。(…

朝日倉庫、新倉庫に電動式ラック

 朝日倉庫(松坂伊佐夫社長、広島県府中市)は新設した倉庫に電動式移動ラックを導入し、10月下旬から段階的に稼働させた。固定ラックの3倍の保管量を確保でき、取り扱っているアパレル商品の波動に対応するとともに、ピッキング作業…

オススメ記事

丸東、ソーラーパネル再資源化

 丸東(西山由美子社長、福島県富岡町)は使用済みソーラーパネルを資源に変えるリサイクル事業に参入する。時代のニーズを先取りし、環境に配慮した取り組みを目指したもので、同社の7年越しの計画が実現。4日、粉砕処理施設「ソーラ…

小山企業、共配支援システム開発

 小山企業(小山嘉一郎社長、埼玉県戸田市)は、共同配送事業者支援システム「KDS」を開発し、既存の共配への参加荷主拡大に動き出している。ドライバーはスマートフォンで納品先の情報を確認できるだけでなく、受け取りサインの保存…

九州商運、福利厚生を充実

 九州商運(中川寛茂社長、福岡市東区)は、ドライバーの福利厚生に力を入れている。本社社屋の増築に伴い、未明からでも従業員が休憩できるカフェテリアを整備。更に、長時間運転の疲れを癒やす整体サービスも受けられるようにした。(…

朝日倉庫、新倉庫に電動式ラック

 朝日倉庫(松坂伊佐夫社長、広島県府中市)は新設した倉庫に電動式移動ラックを導入し、10月下旬から段階的に稼働させた。固定ラックの3倍の保管量を確保でき、取り扱っているアパレル商品の波動に対応するとともに、ピッキング作業…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap