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首都圏の高速道路、上限料金⤴ 労働時間抑制に逆行 大口割拡充で物流配慮も 燃料高騰重なり痛手 「請求書届いたら驚く」

行政

2022/05/13 2:40

 4月1日からスタートした首都高速道路を中心とした、首都圏の高速道路の新料金体系では、都心部の通過交通を削減させるため、対距離制の上限料金が引き上げられた一方、深夜割引の新設や、大口・多頻度割引の割引率拡充などにより物流利用にも配慮している。ただ、トラック運送事業者の多くは経費の増加が不可避で、「労働時間短縮が求められる中、積極的に高速道路を利用すべきなのに、料金改定は逆行している」といった指摘も出ている。(特別取材班)

都心部への輸配送などで首都高を恒常的に利用する事業者の多くは経費高騰が避けられない(都心環状線、東京都千代田区)




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