物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

日販/出版流通改革、店舗配送コース再編 時間制限緩和 着荷主から理解 まず神奈川で拘束時間減

荷主

2022/04/01 2:50

 出版流通を維持するため、取次大手の日本出版販売(奥村景二社長、東京都千代田区)は11日から、神奈川県内でより効率的な新しい店舗配送コースでの運行を始める。日販の主導で、書店やコンビニエンスストアといった荷下ろし先から時間制限緩和の理解を得て実現した。出版不況やドライバー不足に端を発し、出版物物流から撤退するトラック運送会社も目立つ中、「本が運べなくなる」ことへの危機感は強く、荷主の枠を越えた積極的な取り組みが進む。(辻本亮平、高橋朋宏)

神奈川県内でより効率的な新しい店舗配送コースでの運行を始める




本紙ピックアップ

あらた、物流機能を維持・強化

 化粧品・日用品・家庭用品・ペット用品などの卸売業を展開しているあらたは、成長戦略に不可欠なファクターである物流機能の維持・強化を図る。生産性向上や省人化・省力化の取り組みにギアを入れるとともに、新たな物流センターを開設…

公取委、フリート8社を強制調査

 公正取引委員会は10日、東京都内のトラック運送事業者など法人向け軽油の販売価格に関してカルテルを結んだ疑いがあるとして、ENEOSウイング(大石和宏社長、名古屋市中区)など軽油販売(フリート)事業者8社に対し、独占禁止…

中企庁、中小むけ支援策強化

 中小企業庁は9日、過去最大となった2025年度の最低賃金引き上げに対応する中小企業・小規模事業者を後押しするため、新たな対応策も含めた支援策を公表した。従来の取り組みに加え、IT導入補助金、省力化投資補助金(一般型)な…

双葉運輸、鳥取・米子に第2センター

 双葉運輸(長谷川忠宏社長、広島市西区)は米子第2物流センター(鳥取県米子市)を新設し、9月上旬から段階的に稼働を始めた。同社の物流拠点として最大規模で、山陰地方では2カ所目となる。地域のニーズを捉えながら、荷主の物流効…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap