物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

コロナ禍の運賃動向、「変化なし」も経営厳しく

調査

2022/02/11 2:50

 本紙が全国の物流会社を対象に実施した新型コロナウイルス禍による運賃への影響のアンケートで、コロナ禍前と比べて最も運賃が上がった荷物の種類は「食料品・飲料」で、最も運賃が下がったのは「日用品・雑貨」だった。値上げ率・値下げ率はともに5%未満が最多。更に、運賃に変化は「ない」との回答の割合が最も多いことから、大きな影響を受けていない状況がうかがえた。ただ、運賃対策に関する調査では、コロナ禍が値上げムードにブレーキを掛けた実態など、経営環境の厳しさを訴える声が目立った。また、トラック業界には「2024年問題」が切迫。労働時間短縮と人材確保の両立には運賃アップが重要で、付帯作業などの料金収受に向けても引き続き粘り強い交渉が求められる。(特別取材班)

最も運賃が上がった荷物と下がった荷物の構成比




本紙ピックアップ

あらた、物流機能を維持・強化

 化粧品・日用品・家庭用品・ペット用品などの卸売業を展開しているあらたは、成長戦略に不可欠なファクターである物流機能の維持・強化を図る。生産性向上や省人化・省力化の取り組みにギアを入れるとともに、新たな物流センターを開設…

公取委、フリート8社を強制調査

 公正取引委員会は10日、東京都内のトラック運送事業者など法人向け軽油の販売価格に関してカルテルを結んだ疑いがあるとして、ENEOSウイング(大石和宏社長、名古屋市中区)など軽油販売(フリート)事業者8社に対し、独占禁止…

中企庁、中小むけ支援策強化

 中小企業庁は9日、過去最大となった2025年度の最低賃金引き上げに対応する中小企業・小規模事業者を後押しするため、新たな対応策も含めた支援策を公表した。従来の取り組みに加え、IT導入補助金、省力化投資補助金(一般型)な…

双葉運輸、鳥取・米子に第2センター

 双葉運輸(長谷川忠宏社長、広島市西区)は米子第2物流センター(鳥取県米子市)を新設し、9月上旬から段階的に稼働を始めた。同社の物流拠点として最大規模で、山陰地方では2カ所目となる。地域のニーズを捉えながら、荷主の物流効…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap